7.11.2012

7月6日 ちゃんと数えてます

「来月から入園料2倍に値上げします!」

という情報をいち早くキャッチしたわけではないと思うが、
ここのところの園内の混みっぷりはすごい。

今、ウガンダの学校は2学期目(7月末or 8月第一週で終了)。
2学期の恒例行事にSchool Tripを入れている学校が多い。
トリップの延長でそのまま休みにしたいので週末にぶつけてくる学校が多く、金曜日は特に混む。
更にそのまま長期休みに入っちゃえる学期末の金曜日ともなれば
混雑を通り越して混乱以外の何物でもない数の学校が来る。

ある程度込まなきゃ商売あがったりなので、それはそれで困るのだが。
本日は朝からまるで学期末の金曜日のような混雑っぷり。

いつもガイドに出ないオフィサーも出ずっぱりで。
「ペンタゴン(メインオフィス)に座っている職員全員をガイドに引っ張り出してやるわ!も~!座ってるだけでしょど~せ!」
と、べリンダがガイドの合間に電話をかけまくっている。


目の前の私に「お前も出ろ」とは言わないが、空気を読むに、
これは本日いよいよガイドデビューすべきであろうか。
知識的には流石にもう十分園内ガイドぐらいできるよ。
しかし、やはり言葉の問題が大きい。
相手が払っているお金は一緒だし。
・・・
いよいよガイドが不在で
「も~このチャイナでいいよいないよりマシ」
と先生たちが言い出すぐらいまで様子を見よう。


昼食のためペンタゴンから出てきた敏腕園長秘書のジョアン。
おもむろに、


がしゃん!


ゲートを閉鎖。
「ちょっと私たちにも昼食とらせて下さい。スタッフみんな死にそうなのよ」

・・・その手、アリなのね。


昼食後。
ガイドはどうにか足りていそうなので、その他の混乱を何とかしようかと、入り口と出口をスムーズに流す「交通整理」に立ってみる。
混雑時は入口と出口を分けるので(普段は一緒)、人の流れを見ながらこれを指示していく。


混乱が生じる一番の理由は、
だいたいの学校が人数をごまかして入ろうとするから

学校団体は予約すると入場料が安くなる。
だから大体が予約しているので、その時に人数を聞いて料金も言っている。
で、受付で予約時の人数分支払っていただく。
ここで、多くの学校が
「数百人いるんだからちょっとごまかしたって大丈夫」
的なノリで、予約時より先生も生徒も多く連れてきている。
(本当に学校も来ている生徒数を把握していない可能性もがある・・・)

しかし、入場の時、こちらは生徒をちゃんと1列に並ばせてカウントしております。

当然、ばれる。

追加で支払ってもらうよう先生に伝えると、先生同士で相談を始める。
あわよくばそのままやり過ごそうとして、なかなか支払わないケースも多い。
支払うまでは残りは入れない。絶対に。

で、その間に次の学校が来る。
また数えて入れる。お金足りない、止める。

で、またその次の学校が来る・・・。

ってなことを繰り返しているうちに、どんどん入口前に学校が溜まってしまう。

これ、3校溜まっているところ。
入れません。払うまで。

追加でちゃんと支払う学校はまだいいとして
支払いがない場合、かわいそうだけれど入場はさせてあげられない。
一応、商売ですし。

だから、
うちのオフィス(入口の外にある)の前の芝生には、
たまに入れなかった生徒たちがだらだらとたむろして中に入ったグループを待っている。

・・・この場合、残る子たちを、どうやって決めているんだろうか?
どの学校も遠足費用は生徒にある程度負担させる仕組みなので、
基本的に払える子が来ているはず。
払っていない子が含まれていて、その子らが置いておかれるなら仕方がないとして。
たまたま後ろのほうにいた子たちだったら超アンラッキーだな・・・。


しかし、
やりゃあできるんだから、
他のモノの数もこれぐらい正確に数えてきっちり管理してほしいと思うのは私だけか。