首都から北へ約8時間かかるソロティへ出張した。
例によってエキシビジョン(移動動物園)の手伝いだ。
ソロティ地方は私の住んでいる中央地域とは民族がちょっと異なり、マサイなんかと同じような遊牧系から分化したテソ族中心の町。
ご苦労様
さて、そろそろ
カメラマンとかグラフィックデザイナーもどきとして働くのも楽しいんですが、
本業に関してももちっと仕事をしましょうかねえ
ということで今回はNew教材を作成して持参。
移動動物園に連れてきた動物のカードと、ウガンダの代表的な自然環境、「Wetland:湿地」「forest:森」「Savanna:サバンナ」の写真を用意。
その上に、生息している動物のカードを貼り付けてもらうシンプルなゲーム。
ウガンダのどんな所に何が住んでいるのか知ってもらう(復習してもらう)意図。
出口付近に陣取って環境写真を貼ってみる。
すごーく遠巻きにエラそに腕組みして子供らが見ている。
ウガンダ人は視力が驚異的に良いのでかなり離れていても大丈夫らしい。
「見終わってヒマなんでしょ~?ゲームやるか~?」
呼びこんで、やらせてみる。
結構熱中。
食いつきはいい。
誰かがトライしていると、なんだなんだと人が集まる。
こっちの人は写真や映像が大好きなので、写真を使った教材というのは良かったようだ。
ただ、今回の誤算は
先週末で学校の学期が終わってしまったので、メイン対象と想定していた学校の団体が来ない。
家族グループ相手だとイマイチ盛り上がりに欠く。
人の波が思ったよりまばらな中で一人で人に声をかけ続けるのはちと心が折れる。
合間にパロットをからかう展示動物の説明など他の手伝いを挟みながら実施。
やってみて手ごたえはあった。
今後も試行錯誤してみましょう。
今回、ちょっとおもしろかったのが
囲いの外からマタツ(車種:ハイエース)の上にのぼって覗く人々。
誰かがコレを商売にしているのか?
というくらい入れかわり立ちかわり覗きの車がやってくる。
トラックの荷台に荷物を盛って、さらに人をてんこ盛に積んで乗り付ける強者も。
入場料の2000シルは日本円で100円ぐらい。
この地域はセントラル方面とはだいぶ経済的格差もあると聞いた。
エンテベの入場料5000シル+交通費に比べたら圧倒的に安いとはいえ、
日給8000シル(学校の先生でこれぐらいの給料)程度で働いている人にはシビアな額だろう。
まあ。そこまでして(タダで)見たいなら止めはしないけど。
いくら視力が強靭でも角度的に体験コーナーのラクダぐらいしか見えていなかったと思う。
残念。