先週から、技術交流で日本の動物園から3人の専門家(獣医2名と教育担当1名)が来て
今日はその中で作ったビジター向けのガイド?プログラムの実施日。
実施者はボランティアを含むこちらの教育スタッフを中心に総勢40名ほどか。
内容は、ビジターに対し、ウガンダで実際起きている問題を劇で説明する、というもの。
雛形はアイザックらが日本に行ったとき日本の動物園で一緒に作ってあり、それは園内をガイドしながらのプログラムだったのだけれど、こっちで実施しようとボランティアと話すうちにずいぶん形がかわったらしい。
コスチューム着てのりのりのボランティアたち。
楽しそう。
私ら日本人もなにがしかの役で参加。
私は旅行者役なのでたいして仮装せず。
で、その劇のストーリ:
国立公園の近くの村。
政治家が「動物とる許可やるから俺に一票を」とか言う。
喜び勇んで動物を「密猟」に行く住民。
呪術師も密猟をそそのかす。
薪を拾っていた別の住民が、通りがかった旅行者とともにレンジャーに通報。
密猟者はレンジャーに逮捕され、裁判に。
密猟者と呪術師は有罪になり、刑務所行き。
住民を教育しないとってことになって、ワークショップ開催。
意見交換して、野生動物を保護したほうがいいねってことになって、終了。
いや、長いって。客あきるって。
しかもセリフは全部アドリブなので、
実施したら40分以上かかった。
しかも、同時進行でいろんな場所でいろんな場面が展開。
ガイドプログラムっていうより完全にロールプレー。
対象のビジターのことは全く考えていない。
とはいえ、自由自在に行動したがるウガンダ人をここまでまとめ何かを一緒にやらせるのはとても大変なことだ。
大成功だろう。
さて今回、最高の名演技を見せたのは、日本から来ていた獣医師K氏。
彼の役どころはアフリカの「呪術師」
ローカル呪術師と一緒に「逮捕」され
法廷に引き出されてなんで野生動物を捕らせたのか問い詰められ、言い訳をするという役どころ。
無茶振りされてアドリブ、曰く、
「日本に帰るチケットをなくしたから仕方なく呪術師になってお金を稼いでいた。日本に帰して~!」
ウガンダ人、大うけ。
オスカーものでした。