計画だけはあってもなかなか動かない、ということがありがちな中、
ここの園内は着々と、とまではいかずとも
ちくちくと、ぐらいのペースで、メンテナンスが進んでいる。
「これはアフリカ的には驚異的なペースなのではないかしら」と個人的には思っている。
今朝、通勤中に園内の薬草園の前を通りかかったら、
そこにある「ウガンダ伝統家屋BANDA風あずま屋」の茅葺屋根が半分はずされていた。
かねてより
うちのセクションでリフォームしたいと言っていたので、
Goサインが出たんだなあ。
しかしだ。
「修理始めたんだね~」
とオフィスで挨拶に次いで話題にすると
「・・・え?何?知らんぞそれは」
続いて
「だから今まだ話し合っているのに~もう~」
とのコメント。
えーと・・・
どうやら、調整不十分のままどこかからGOサインが出ていた模様ですな。
早い仕事は(この地では特に)ほめてあげたいところなのだけれど
今回のはフライングでしたか。
うちのセクションのイメージとしては、
ここのメンテは壁をきれいに塗って、屋根もトタンに変えて、
学校単位で見学に来た時など、ちょっと休みながら解説できるスペースにしたい、
との思惑があるようだ。
その話を聞かされた時
「でも屋根と外壁は昔ながらの茅葺&レンガのほうが、ウガンダっぽくて観光客受けがいいと思うよ」
と言ってみたのだけれど。
トタン&塗り壁になっちゃうのかな?
何をよしとするか決めるのは彼らウガンダ人だけれど、
この雰囲気を消し去ってしまうのはちょっと勿体ない気もする。
ただ、日本と同じで茅葺は管理の手間とコストの面で大変なのかもしれない。
難しいとこだね。