今朝、出勤しようとペンタゴン(エライ人のいるメインオフィスの通称。でも8角形)前を通りかかると鍵がかかっている。
そして園内になんとなく人気なし。
コレはあれですかもしやウガンダ名物
突然やってくるPublic Holiday
「ムスリムの断食明け祝いで今日は公休だよ」
10時ごろ現れたデイビットに教えられる。
キリスト教メインの国だけど休むのねん。
「さ~、お祭りの準備だぞ~」
あれ?それ明日って言ってなかったか?おっさん・・・
手伝えと言われていたイベントの実施日が今日であることが判明。
忙しくなるのは午後からということなので、出直すことにする。
しばし家に戻り戦闘態勢(心の準備とお肌の準備とカメラの準備)を整える。
昼食後、徐々にお客が増えてくる。
1回2000シルで乗れるラクダは今日も大人気
平日なのにおかあちゃんが忙しいので仔ラクダは傍でふてくされている。
今回の目玉は、
6月に保護されてきた仔ゾウ「ハムクング チャリス」の展示デビュー
(・・・因みに仔ゾウの名前は保護された場所の地名である)
2時から6時まで、ビーチそばの芝生に作った仮囲いの中で展示される予定。
もう出ているはずだと、オフィサーらにくっついて見に行ってみる。
・・・いない。
何で予定時間を過ぎているのに象がいないんだ~何があったんだ~!
担当者に電話しまくるオフィサーたち。
①生き物相手なので予定通りにいかないこともある
②アフリカンタイム
理由はこの両方のカフェオレのごとく絶妙なハーモニーの成せる技だと思うのだけど。
やっぱり、自覚ない?
幸いお客への事前インフォメーションも大変いまいちなので、
事前に情報を得て周りで待っていたり苦情を訴えるビジターは全くいない。
No Problem.
ほどなくして、タオルを背中にまとったチャリス登場。
いつもの調子で、キーパーの後ろをくっついて元気に歩きまわる。
・・・しかし、
通行しているビジターもそれなりにいるのに
誰も注目して近寄ってくる様子なし。
何で? ゾウだよゾウ! 初公開だよ!
・・・ひょうっとして
ゾウとして小さすぎるのが敗因か?
最初に気付いて見に来たのはムズングの子供。
せっかく触るチャンスをもらったのにいざとなったら逃げ腰。
チャリスはへっちゃら。積極的に鼻をのばしてご挨拶。
だんだん見物人が増える。
ウガンダ人は容赦なく柵を無視するので、バリケードを兼ねてしばらく解説を手伝う。
おなじみの質問も出る。
「ゾウって美味しいの~?食べた~い!」
ゾウ見てもそう思うものか。
第一・・・固そうに見えないか?
面白いところを見せようと、ブルースがチャリスを寝かしつける。
無防備に地面に寝ころぶチャリス。
すぐ眠りに落ちる。
「顔が見えない~!起こせ!」
というビジターの熱い要望を全く無視して
爆睡し続けるチャリス。
・・・とうとう帰る時まで起きなかった。
今は「仔ぱお」でも
心身ともにいずれ大物になること間違いなしと確信できるあっぱれなデビューだった。