先日、ナミビアで同期の隊員が亡くなったことを知る。
タクシー乗車中、正面から突っ込んできた車との衝突事故。
同乗していたタクシーには過失は全くなかったとのことだった。
彼女とは何度か、訓練中に話したことがある。
朗らかで素敵な人だった。
彼女が婚約者と一緒にいる姿がとても好きだった。
自然体で、見ているほうも幸せで暖かな気分になれた。
全てがこれからだった。活動も未来も。
同期として
同世代の女性として
非常に無念で哀しい。
震災の時も思ったことだが
運命を決める何者かが存在するというのなら、
無慈悲としか言わざるを得ない出来事が時に何故に生じるのか問えるものならば問いたい。
週末は、首都に集まっていた同期隊員と会った。
久々に会い
真面目なこともざっくばらんなことも、いろんな話をした。
一緒に過ごしながら
ここで笑い悩み日々を送るにしろ
会いたい人たちに会うにしろ
余暇や日本へ帰国後の夢を語るにしろ
好きな人に好きと言うことにしろ
とにかく
当たり前のことができる今に感謝をした。
己に、誰に、いつ何が起こるのか知る術はない。
不安定な途上国で誰の身にも起こりうる不慮の事故は、決して他人事ではない。
ひやりとする場面は日常的にある。
なのに、8か月が過ぎ、慣れて鈍感になっている。
そんな中で届いた訃報だった。
彼女への心からのお悔やみに変えて
あと1年数か月後
同期、皆揃って欠けることなく日本へ帰ろうと強く思った。