今日は哺乳の飼育手伝い。
哺乳類係りの仕事は、いつも、シロサイの寝床の掃除からスタート。
何だかんだで哺乳類に来る頻度が少なくなっていて貴重。
頑張ろう。
掃除を始めて数分後、飼育課長のオピオが現れる。
「病欠が出ていて他の部署人が足りないからそっちを手伝ってくれ~」
・・・
本日の哺乳類の手伝い10分で終了。
生き物相手なので飼育部門はきちんとシフトを組んで仕事をしている。
が、
バカンスシーズン真っ只中の今月は長期休暇の取得者が多く(飛行機高いのに何故?)、
更に急な移動動物園を月初めにいきなり言い渡されてぎりぎりで回していたところ、
突然の病欠が重なってパズルが崩れたようだ。
では、鳥&爬虫類の世話を手伝うことにして行ってみれば
本日の担当keeperのアレックスは、マラリアとヘルペスに苦しみながら出勤。
・・・みんな大丈夫かおい?
金曜日は、Slow Guys=リクガメたちに給仕する日なのでいつもより一仕事多い。
彼らの為にすべての野菜やフルーツを薄切りにした「すぺしゃるサラダ」を作らねばならない。
ダチョウの場合は丸のみできる程度のざく切りでいいし。
パロットは2つ割り、4つ割りぐらいにすれば足で持って勝手に食べるのだが
不器用なリクガメの場合はそうもいかない。
料理の延長なので嫌いな作業ではないが、手間と時間は他の動物の4倍はかかる。
でも皮むきをしないぶんまだまし。
バナナなんかも皮ごと薄い輪切りにする。
最も・・・彼らにエサを与える上での一番の問題は、彼らが「Slow Guys」なことである。
4、5か所に分けて餌を地面に置くのだけれど
目の前にエサを置くと、首を引っ込めてしばらく様子をうかがってから食べる。
離れたところに置くと、気が付くまでに時間がかかる。
その隙に
サルがやってきてフルーツなど美味しい部分を食べてしまう。
先週はスクールトリップの生徒に絶えず取り囲まれていたので隙がなかったものの、今日はカメ堀の周りは閑散としたもの。
・・・案の定、カメが来る前に
サルにスライスバナナが中身だけ食べられて、ドーナツのように周囲の皮だけ残されている。