8.07.2011

8月6日 召しませジャパニーズスイーツ

同期が二人、泊りがけで遊びに来た。
その目的のひとつは

「白玉を作って食べる」

おかしなもので、普段特に好物だったというわけでもないのに、手に入らないと思うと無性に食べたいと思ってしまうものがある。
ジャパニーズ・スイーツはその典型。だいふくとか、どらやきとか・・・。

幸い、小豆は首都の市場でみつけた。
同期のところに彼女の実家から白玉粉が送られてきて。
私は6月に来たN夫妻に頼んで抹茶を入手。
かくして体制がととのい、「抹茶白玉の会」を決行することに。

さあ、白玉づくりスタート!
練って丸めてゆでるだけ。超簡単。
・・・なのに、油断して水を入れすぎる。
玉にできない。ゆるゆる、
仕方ないので、スプーンですくってお湯に落としてゆでる。
すいとん状態。
形はへらべったくなってしまったものの、まあ、もち的な物体は完成。よしよし。
仕込み済みのあんこを乗せ、御伴に抹茶や緑茶を淹れてできあがり。

・・・いい機会なので職場のウガンダ人にも声をかけておいたところ、
大学出たての若い飼育ボランティア テディが食べに来てくれた。
国籍も文化も肌の色も違っても女子のスイーツ好きは共通。

ただ、他の隊員の経験談を聞くと、ウガンダ人はけっこう食べ物に保守的なので、日本食をふるまっても拒絶される、ということも多いようだ。
たとえば
「甘い豆はありえない」という理由であんこに拒否反応。
「肉は肉として形が見えていないとダメ」という理由でとんかつに拒否反応。
などなど。

さて、白玉はテディの口にあうか・・・
さすがは若くて柔軟な女子。
見た目や先入観での拒否反応は全くなく、白玉とあんこを食べる。
美味しいと言ってくれる。
よかった。
でも緑茶と抹茶は苦くて「薬みたい」とのこと。
体にいいのである意味薬と言えなくもないが。
こっちは紅茶もコーヒーも砂糖をたっぷり入れるのが普通。
甘くないお茶はありえないようだ。
ためしに抹茶に牛乳と砂糖を加え「抹茶オレ」にしてみる。
これは「コーヒーみたいで大丈夫」と言って全部飲んでいた。
ウガンダ人にとって摩訶不思議であろうこれらのスイーツを食べに来てくれた彼女のおかげで、異文化交流も兼ねた楽しく充実したお茶会になった。

スタッフに対して日本食の紹介はこれからもやってみようと思っている。
次は北の大地のローカルフード「いもだんご」あたりを作ってみようかと。
じゃがいもはたくさん手に入るし。
ただ、ウガンダ人は
「イモの形状をとどめていないイモ(=マッシュポテト)に対する拒否反応」を示したという証言もあるので、さあどう出るか。
最も・・・
彼らの主食「マトケ」もバナナの形状はとどめていないんだけど・・・ 
解せない。

久々のモチの感触とあんこはとても美味しかったけ。
でも食べるのと喋るのに夢中で、写真撮るのを忘れた。 
不覚。