目的は
ゴミの山の写真を撮りに。
学校への出張授業で、次年度からゴミ対策についてのプログラムも実施したいというので、今、その準備を手伝っている。
動物園なのになんでゴミ問題を扱うのっていうと。
・・・まー
そこはいろいろあるんだけれど。
私的には
職員がやるっていうんだからとりあえず手伝うことにする。
環境はすべて「つながって」いるし。
確かに社会にとって必要なことだし。
ひとつの仕事を手伝うことが、次の(自分のやりたいことの)ステップにつながっていく。
かも。
さて。
ゴミ対策の教育と言っても、日本では今やすごく当たり前のこと。
ゴミはゴミ箱へすてる
捨てるときは分別する
リサイクル・リユースできるものはする
収集車に持って行ってもらう
収集システムがないなら自分で燃やすなり埋めるなり処理をする
ということを教える目的。
なぜって現実がこうなので。
全部いっしょくた。
燃えるごみとか燃えないごみとかあったもんじゃあない。
キャベツもおむつもサンダルも壊れたツボもビニールも電池もみんな一緒。
だから悪臭もひどい。
集落の一角にてきとうにゴミを捨てていく。
こっちの人、結構掃除はしっかりするのだけれど、自分の家からゴミが消え去ればとりあえずどーでもいいらしい。
・・・でも、集めてあるだけましという言い方もできる。。
ここはマケレレ大学(ウガンダ一の大学)の学生が多く住んでいる区画。
教育レベルが高い若い世代が住んでいる町でもこの状態。
クレア曰く
「おしゃれした女の子たちががこんな(ゴミ放置の)区画から大学に通っているのよ。」
なかなか皮肉を言いますな。
こちらはまた別の場所。
爽やかな青空のもと、ゴミの山に家畜やらハゲコウやらが集まってエサを食べている。
・・・この牛の肉はちょっと食べたくないなあ。
ハゲコウ、
君たちはスカベンジャーなので仕方ないけど、
生ゴミ以外何が混じっているかわからないからお勧めできないぞ。
よく見たら、白いサギも混じっている。
・・・汚れてクロサギになりそうだ。
そう、ライオンやゾウではないけれど、街中だって色々な野生動物がいる。
影響はある。
動物にも、動物を通じて私たちにも。
この2か所が特別なわけではなく、規模の違いはあれどこもこんな感じ。
見て回った正直な感想としては、ハードルが高い。
ゴミ箱に入れる習慣すらない人も多い中で、自分たちにメリットがないとゴミの分別なんて絶対にしないだろうな。
特にリサイクルとかは、
やみくもに分別だけ促進してもその後の処理のシステムが追い付いていないとどうしようもない。
学校で出張授業してみて、その結果「生ゴミ」と「その他」だけでも分けてくれるようになったらすごい成果と言っていいんだろうなあ。
彼女はもっと上を目指したいみたいだけれど。
ちなみに、現在の我が家のゴミ処理。
屋外に動物園のゴミ箱があり、時々運搬して焼却している様子だったので、ある程度まとまった後でそこに入れていた。
しかし
時々おそうじニャボが運搬がめんどくさくなって隣の森にそのまま捨てていることが判明。
また、
サルが時々難なくゴミ箱のふたを開けてゴミをあさって散らかすことも判明。
以後、生ごみはダイレクトに焼却スペースへ持ち込み、
その他は確実に運んでもらえるタイミングでおそうじニャボにまかせることに。
更に、確実に抹消したいものは自ら燃やしています。
自分でさいごまで処理してみると結構大変で、
大量にゴミが出た時は以前よりも心が痛むようになりました。
適切な処理も大事だけど、たぶん減らすのが一番だわ。