その後どうなったか。
ここにまだいます。
放鳥にあたって色々な機関やら法律やら条約やら絡むので、調整に時間がかかる。
まあ、やむなし。
それでも収容を取り巻く状況は若干好転している。
一般ビジターの来ない動物病院の前に、即席ながら専用のフライングケージが建てられて、そこに落ち着いて収容。
スポンサーもついてしばらくは費用の心配もない。
ということで、とりあえず平和に過ごしている。
・・・はずが、
本日通りかかったところ、
ぎゃあぎゃあとけたたましい悲鳴のような鳴き声
何事かと思って行ってみると、キーパー4人が中に入って捕獲作戦を遂行。
聞けば、足環の際チェックと数の再カウントらしい。
・・・ご苦労様だ。
キーパーもパロットも。
チェックが終わったパロットたちは、隣のスペースの隅っこに固まって、
「一体なんなんだよ」
といった不安そうな面持ちで仲間と人間を見ている。
鳥好きのひいき目かもしれないが
これぐらいの大きさの鳥になってくると、哺乳類と同様にけっこうわかりやすい表情が出てくる
(気がする)。
カウントしているということは放鳥が近いのかとも思ったが、
そういうことでもないらしい。
彼らのここでの暮らしはまだしばらく続くようだ。