アフリカにいるからには一度はやってみたかったので
週末に髪をアフリカンスタイルに編み込んだ。
色を混ぜたんで髪というよりロープみたい。
アフリカンウーマンは髪型をくずさないように洗わないというが、
この暑いのにやはり頭を洗わないというのは難しい。
で、洗うと、もとの地毛が長くて柔らかいので、毛があちこちからひょんひょんほどけて出てくる(ちまちま切って整えればいいんだが地毛が短くなっていく)
だから私がコレを維持できるのはまあ10日ぐらいだろう。
このアタマで本日より出勤。
同僚からは概ね褒めていだたく。
褒められた後で必ず聞かれるのは
「痛くない?痒くない?」
・・・若干。
付け根部分アップ
コレ、自分の毛を細かくつまんで、そこにつけ毛を加えて根元から一緒に編んである。
当然ひっぱられてテンションかかっている。
これまでの経験者談では「痛くて寝られない」という話もあり恐れていたのだが、
幸いなことにそこまでの痛みかゆみではない。
でも、決してあずましい*ものではない。
常にこの手のスタイルでいられるかというと、無理。
あなた方はいつもこのスタイルだけど痛くないのか?と彼女たちに聞き返してみると。
「いや~痛い!」
「痒いからオイルを塗ってガマン」
「つけ毛重い」
「たまに出血する」
「引っ張られすぎて頭痛がするからパナドール(鎮痛剤)を飲んで耐える!」
(おいおい・・・)
でも口をそろえて言う事には
「髪型には代えられない!
美は忍耐よ!痛みが私たちを美しくするの!」
さいですか。
アフリカンウーマンの強さを同じ髪型を経験して実感。
この人らの美への努力とか忍耐とかを本気で仕事に傾けたら、
あっという間にウガンダ発展するだろうなと思う。
さて、日本人でもウガンダ人でも人間には一応社交辞令というものがあるので
概ね褒めたり面白がったりしてくれるのだが、
あからさまにこの髪型に戸惑いを見せたモノもおり。
わたくしがウガンダで唯一のボーイフレンドだと思っている
ダチョウの旦那。
いつもは朝のご挨拶に求愛ダンスをしてくれるのに、今日は
巨大な目をさらにでかく見開いてじっとこっちを見ているだけ。
踊らない。
・・・お気に召しませんか。
*あずましい
=標準語にそのニュアンスを訳しにくい津軽弁(北海道弁にもある)の代表格
心地よい、とか、快適、とか、すわりがいい、とか、落ち着く、とか、その辺をミックスした感じ。