日本へ研修に行った飼育員 のヘンリーに、また写真をとってくれと頼まれる。
その時は一眼が手元になかったので、
職場の一眼を使って(自分らで)撮ってくれと伝える。
「職場カメラ、バッテリーが充電されてない・・・」
しかも、充電器を誰かがどこかにおきっぱなしらしく、充電できないらしい。
--;
またかい
壊したりこそしないが、管理はイマイチだ。
日本人でも意識しないとこの手のことは身に付かなものだと思う。
文化的に更に縁遠いウガンダ人に
使ったものをもとの位置に戻す、とか
使った人が次に備えて充電する、とか、
習慣を身に着けてもらうにはどれくらい時間と労力がかかるだろうか。
ともかくそんなわけで
「夕方になってもいいからやっぱり写真とってほしいからカメラ持って動物病院に来て!」
「絶対にいい写真が必要なんだよ!」
と言われる。
夕方でもいいなら全く問題はない。
家と動物病院とは億劫な距離ではない。カメラを取ってすぐ向える。
さて彼は何をそんなに一眼でばっちし撮ってほしかったのかというと
孵卵機による第一号の卵の孵化!
という大変決定的な瞬間。
といってもこれは「練習」なので
今回の第一号、ただの「ニワトリ」の卵。
既に割れ始めて「ぴいぴい」言っている
ピンセットで丁寧に殻を取り除いていく
成功!元気に生まれた!
キーパーというより助産師の笑顔?
日本での研修のメインのお題が鳥類の飼育下における繁殖・孵化の技術。
将来的に
(私のハートをがっちりつかんで離さない、あの・・・)
ハシビロコウを飼育下で増やして野生にリリースするという目標がある。
あえて日本の「行政」的に表現するならば
「ハシビロコウ保護増殖事業」
ですな。
その第一歩として、
手元の孵卵器を使って色々な卵を孵してデータと経験を蓄積しておくよう、
日本の技術者から「宿題」が出たとのこと。
孵卵器の中では引き続き、
ホロホロチョウなどいろいろな鳥のたまごがぬくぬくと温められていた。
さあ続け第2号!
・・・次はホロホロチョウのヒナがいいな~♪(←下心みえみえ)