パロットを放しに行ったここが、ウガンダで訪問した最初の国立公園となってしまった。
・・・といってもお仕事だったのでのんびり自由に楽しむ時間はなかったけれど。
見てきた範囲でざっとご紹介。
Kibale Forest NPはウガンダの西側に位置し、3県の県境にまたがっている。
首都や任地よりもちょっと標高が高く涼しい。
周辺の丘陵地は
茶畑。
幹に地衣類、コケ、シダがひっついて雰囲気がよろしい。
空気も美味しい。
この森ではチンパンジーをはじめ霊長類が多く観察されるほか、ゾウなども生息。
チョウの種数が多いことでも有名だそうだ。
確かに滞在中、常にひらひらひらひら、視界の中に某かのチョウがいた。
野生のチンパンジーは現在10グループおり、これらを観察する「チンパンジートレッキング」が目玉のプログラム。
もちろん完全予約制でレンジャー同行、
お値段も150ドルとお高い。
日本みたいに自由に散策できるロングトレイルはなさそうだった。
危険も多いし、野生動物を観察資源とする性質上、これは必要な仕組み。
(でも、森の中ふらふらしたかったなあ。。。)
大物に出会うチャンスには恵まれなかったものの、車窓から任地近くでは見かけないサルやら鳥やらを見てそれなりに楽しめた。
今回写真を撮ることができた唯一の野生動物は
Baboon(ヒヒ)
インフォメーションセンターの近くをうろうろし、木の実を食べていた。
インフォメーションセンター。
トレッキングの拠点としての機能が主なようで、展示は多くはないもののまずまず。
壁一面のペイントがなかなかきれい。
手作りとおぼしきジオラマや、ハンズオンの展示(チョウチョのパズルなんか)もありました。
展示されていた蔓で編んだ伝統的な道具(ベッド?)は展示を兼ねた実用品で、けが人が出た時は担架として実際に使うそうだ。
宿泊ロッジも見せてもらう。
・・・ゴージャスですねえ。
NPのお客の多くが外国からの観光客なのでこの手の施設は自然、西側リゾート仕様になる。
もちろんお値段はお高い。
出張では泊まれない。無理無理。
対照的に、NP内で今回見た唯一超ローカル仕様の建物。
パロットを放鳥した森の入り口にあるレンジャー駐留所。
貧乏性なのか気分的にこっちのほうが落ち着く私。レンジャーらはここから毎日、昼ごはん抜きの過酷なパトロールに出かけるそうだ。
お疲れ様~。
ところで
壁のレンジャーの絵はレンジャーが自ら描いたのだろうか?
気になる。