「明日はNational Holidayだから休み」
と、夕方帰るときにいきなり言われる。
ウガンダは先週18日の大統領選挙を皮切に、1か月ほど大小選挙が続く。
日本と違って投票は全部平日に行い、投票日はNational Holidayとなる。
・・・全部休むんかい。
じゃあ(せめて自治体とか議員選挙とか)いっぺんにやろうよ日本みたいに
というわけにもいかないんだろうなあ。
まあ、ラッキー
明日もやらなければならない作業があるけれど、時間を自由に使えるのは気が楽だ。
部屋(動物園内のドミトリーに住んでいます)に帰ってくると、部屋がサルに囲まれている。
慣れるぐらいの頻度でこうなっているので、蹴散らして部屋に入る。
ただ、慣れてない人はサルとトラブルみたいで。
部屋に入ってしばらくすると、複数人の悲鳴とあわてて部屋に駆け込む音が。
今、大学生のボランティアが何人か滞在している。
彼らか。
外に出てみると、階段の手すりにiPodと熱い紅茶の入ったマグカップがおきっぱなし。
サルが紅茶飲んでる。
向かいのドアを半開きにして、体格のいいウガンダ男子学生がのぞいている。
回収したほうがいいよ、と言ったら
「怖い」のだそうだ。
女の子みたいな高い声で言うほど怖いか。
仕方ないのでそれらを救出して渡す。
しばらくすると学生たちもサルに慣れてきて、見物に出てくる。
・・・と、さっきの彼、サルに向かって投げた!
バナナを!
やめんか~!
だから紅茶をとられたりするんだよ!
エサやるとサルの行動エスカレートさせて、結果、人とトラブるっていう連鎖を知らないんだろうなあ。
「なぜ人は動物に餌をやりたくなるのか」
人種も国も文化も違っても、ここは共通らしい。