2月13日
日曜日。お休み。
安息日ではあるものの、
「なんかやるきは出ないんだけれどこのまま寝てたら1日が残念な感じで終わりそうな予感」
がしたので、車窓から眺めて気になっていたビーチまで歩いて行ってみることにした。
空は曇り。ちょっと降るかもしれないけど、気にしない。
日差しがなくて、歩くのにはちょうどいい。
徒歩1時間ほどで目的地到着。
曇りなので写真うつりはいまいちですが、カーブしたビーチ沿いに小道もついていて歩くと気持ちよさそうだなあとずっと思っていたところ。
こちらで普通にビーチと呼んでいるのは、
海岸ではなくビクトリア湖の湖岸です。
さすが世界一。
見た目は十分に海で通ります。
湖岸に寄ろうと道から一歩それたら、地面がふわり、水がじわり。
この感触はよく知っている。湿地だ。
多少ぬれるのは平気だけど、ビクトリア湖の場合住血吸虫がいるので、むやみにここの生水とふれあうのは気分的によろしくない。
もちろん泳ぐなどもってのほかで、事務所からも注意が出ている。
長靴でもはいてきたときにしよう。
それにしても
・・・なんでウガンダ人はここで平気で泳ぐのか、謎。
住血吸虫に感染しないのか?
ぶらぶらしていたら、若い男の子が声をかけてきた。
こちらの様子を見ていて「君、鳥好きなのか?僕くわしいからガイドするよ」
タダならいいよ。
英語の勉強にもなるし。
せっかくなのでガイドしてもらってみることにする。
彼はティモシーといって、18歳。
セカンダリスクールの5年生で、来年からはエコツーリズムの勉強をしにアメリカの大学に行くとか、両親ともビジネスマンでインドとドバイにいるとかなんとかで、確かに生物専攻というだけあって色々詳しいし、身なりもいいし、お金持ちの優秀な子って感じだ。
彼は日本と日本の女の子に興味があって(あ~はいはい)、大学出た後、彼は日本に住んでお金をいっぱい稼いで日本の女の子と結婚したいのだそうだ。
アフリカの女の子はだめだ~って。
こら。
ほめられるのはうれしいけれど、ちょっと日本と日本女子に幻想抱きすぎだよ。
人それぞれだし、日本も色々だよ。
経済も人もあふれかえっている東京のど真ん中だけが日本じゃないし。
偏った情報で偏ったイメージを持っているのはお互い様だとは思ったけど。
「んで、君は結婚しているの?」
「うん。」
そよ風のように自然に嘘をつくわたくし。
左手薬指にしているうそっこのマリッジリングも見せる。
方便だ。
日本人は本当に若く見られる。
とはいえ、さすがにひとまわり以上もこっちが上だとは思わなかったようだね。その苦笑い。
面白かったけどちょっとくたびれたので、帰りはマタツを使って帰る。
連絡先を聞かれたので動物園にいるよ~と伝えたら、次の火曜日に行く、と言っていた。
さて、来るのかねえ。