4.30.2011

4月30 日 おさかな燻製

はじめて、お魚の燻製を買ってみる。


こっちで手に入る魚はテラピアかせいぜいナイルパーチなのだけれど、
生魚のほかに真っ黒に燻製されたこういうお魚が売っている。
これはケニアの近くからデイビッドを訪ねてきた人から購入。
試食したら、

鰹節と棒たらとホッケのひらきを合わせたような、大変ビールとの相性のよさそうなお味だったので。

海なし国で不自由するだろうと思っていたことの一つが魚

これまで海魚に不自由すること全くなく生きてきたので、こちらでは美味しい魚など食べられないものと覚悟を決めていた。
でも、こちらで食べられる淡水魚たちはけっこう美味しい。
嬉しい誤算。
ビクトリア湖、やるな。大きさ世界一は伊達ではない。
1匹が結構な大きさなのと、市場に並んでいるとどーも新鮮に見えないので自分で買って調理するのは敬遠していた。
燻製だと冷蔵庫に入れなくても日持ちがするのでありがたい。
2~3食分にはなりそう。

そのまま食べてもいいけれど、普通は調理して食べるものなので、本日はトマト味でじゃがいもなどと一緒に煮てみる。

やー。
魚出汁。

もちろん、おつまみに少しあぶって食べたりもしてます。
予想通りだ。うまし。

4.29.2011

4月29日 レイクフライ

今日は最近には珍しく朝に雨が降らないと思ったら

かわりに

レイクフライがわきました。

決してフィルターをかけて写真をとったわけではありません。
画像が白く粗く見えるのは、飛び交うレイクフライのせい。
とくに固まっているところは、雲のよう。

レイクフライは蚊ぐらいの大きさの小さな羽虫。
時々思い出したように大発生する。
北国のみなさんは、冬の始まりを告げる「ゆきむし」をイメージしていただくと近いかもしれない。

今回は、かなり多い。
刺したりはしないので実害はすくなけれども、うっかりすると目や鼻に入るのでうっとおしい。

ひー。

Easter3/ アフリカ的イベント運営


今回のイースターも当然ながらいろんな点がアフリカンペース。
ブースやれ、という話になった時に、心が折れないように、対策をして臨んだ。

心の準備、以下のとおり。

1.気合を入れない
2.楽しめる範囲でやる
3.自分でやりたい時間だけやる
4.ひとりでできる規模にする。
5.疲れたもう嫌だと思ったらやめる。おしまい。休む。

改めて文字にしてみると実ににのらくらしとるなあ。ははは。
・・・やる気がないわけではありません。決して。
アフリカンペースに対する自衛です。


さて。


イベントについてセクションでの打ち合わせは1回だけ。
あとはメールでタイムテーブルがまわってきて、自分のブースはというと、日曜、月曜とも10時から6時までやることにされている。
日本的に解釈すると10時に始められるように準備するところだけれど、
アフリカ的には10時から準備が始まるということだろう。
たぶん。

イベントが近づいても、誰も準備をしている気配なし。
金曜日も。
土曜日も。


そして当日、日曜日10時。

予想通り誰もいません。

お客もスタッフも。

そりゃそうだ。
・・・キリスト教の大切な祭日の日曜日の午前中はまず教会。

ほぼ時間通り手伝いに来てくれた隊員2名と園内をまわって、少し家で休憩。
1時ごろ戻ってみる。
ステージの準備は進んでいるもののこっちのブースの準備の気配は全くなし。
「テントを出すからその下でやれ」と言われていたけれど、とても出てくるとは思えないので、木の下に自分たちで机と椅子をセッティング開始。
2時ごろからスタート。
お客さんは3時近くから続々と増え、夕方6時を過ぎてもどんどん入ってくる。
閉園間近になっても雪崩みたいにどんどん入ってくる。
始めて見た混雑らしい混雑。
とても朝の閑散とした状況からは想像もつかなかった。

自分の担当分以外はというと。
見回りに来たべリンダに、
「うちのセクションがやる予定だった「宝探しゲーム」はどうしたの?」と、聞いたら
「私はやり方を知らないもの。クレアとデイビットが来ないと」
・・・
二人は結局来なかった。2日間とも。
だから、これは実施されず。

ステージでの企画はDJが入って音楽がかかって、いつものスネークショーのほか、口パクのカラオケ大会とかをやっていたので、騒がしいという点ではイベントらしくなっていた。

自分のブースを離れられなかったので、餌やり体験とかキーパートークとか、その他のプログラムは見ていない。キーパーは通常の業務が終わったあとの時間、割とのんびりしていたので、果たして実施されたのかどうかは謎。

打ち合わせの時はアイディアもいっぱい出る。手伝いもすると皆が言う。
でもこっちの人はいろんなことをあっさり忘れる。
まあでも、当日やるかやらないかは別の話。
できたらやる、できなかったらやらない。
やってもやらなくても、成功も失敗もないんだろう。
人と一緒に何かする、という概念もあまりないのかもしれない。

自分の感覚としては、
いきあたりばったり、ぼちぼち、止めてもいいという意味ではこっちのやり方は大変らくちんだ。

・・・心の準備さえできていれば。だけど。

4.26.2011

Easter2/ Waste Paper Art part2

今回、せっかくなら動物の折り紙を教えたくて首都のドミトリーにある折り紙の本などからピックアップしてみた。
しかし。
複雑で私自身ですら本を見なければ作れない。
・・・いくつか作って「客寄せパンダ」的にディスプレイすることにした。
このレベルになってくるとJapanese Traditional Artで十分に通用する。
(でも折ったのが私なので細部はアレですが)

今回並べたPaper Animalたち紹介。

ゾウ
うちはゾウはおりませんが、わかりやすい形なので。
何故か「ゾウはピンク」というイメージが自分の中にあり。
・・・よく考えたらそんな名前のビールがあるなあ。だからだ。

キリン
首が長いので一番わかりやすい形。
人気。
 

サイ
イベント終了したら「黒サイ」が残っちゃいました。
実際にうちにいるのはシロサイ。




ライオン
たてがみと頭のバランスに難儀。
うっかりすると「トカゲ?」と言われた。


途中から「ほしい」とか「いくら」とか聞かれ始めたので、
ためしに
「あげるかわりにwildlifeの為に100シル(日本円で5円程度)寄付ちょーだい」と言ってみた。
元手がタダなので無料でもよいのだけれど、
まず物理的に無料配布して次々来られたららあっという間に在庫がつきる。急速な量産は無理。
プラス、「少額の寄付を集める」ということに対する価値観をちょっと試してみたかったのもあり。
100シルで買えるのはばら売りのアメぐらいか?)
そして、最大の理由としてこの手の無料のものは、粗末に扱われゴミになる可能性が高い。
ゴミについてちょっと考えてもらうためにやっているモノがすぐゴミにされて散らかされたら本末転倒だよなあ。


結果、大体が「ただならもらう」というスタンスなので見てるだけ。
あとは「簡単なのはタダで教えているよ~」というと、子供はそのほうが満足する。
折り紙を実際自分で折ってみてほしかったので、結果オーライ。

それでも100シル出してもらっていく人もいて、1000シルちょっと集まる。
チャパティ2枚分の金額。

さて。
今回並べた折り紙動物の中で、私のこだわりの逸品はこちら。
ハシビロコウ
本当は、折り紙の本の中では「ペリカン」
折鶴が既にペリカンと呼ばれていたのと、このくちばしは絶対ハシビロコウと表現したほうがよいと思ったので体のバランスをいじって強引にハシビロコウに仕立てあげる。
バランスが悪くて自立しないのが難点。
子供には見向きもされなかったけど、玄人受けはした。

Easter1/ Waste Paper Art part 1

日本にこの時期ゴールデンウィークがあるように、こちらにも連休がある。
イースターだ。
Good Friday から土日はさんでEaster Monday まで4連休。
私の職場は当然、稼ぎ時である。
後半2日間はイースターイベント!と気合も入っている。

 私も「古紙リサイクル」をテーマに、折り紙のブースを出してみた。
というか、
・・・デスクの上に新聞紙カゴやら新聞紙バッグやら転がしておいたのが災い、
もとい幸いし、
「これをやれ」
となり、
カゴやバッグは短時間で教えて作らせるのは難しいので、文化紹介も兼ねて古新聞・古雑誌を使っての折り紙を教えることにした。


一日目はお休みで遊びに来がてら他の協力隊員が手伝ってくれたので、大変助かった。
 
同じ任地の音楽教師(でも体育も教えるはめになっている)かなちゃんと、4時間ほど離れた任地からはるばる来てくれた自動車整備士のサル氏。
人手はもちろんだけど、ネタとかも色々考えて持ってきてくれた。
子供の扱いにも慣れているし。
ありがとう。

折り紙というのは、慣れていない外国人にとってけっこう複雑な作業のようだ。
それに語学力の都合、こちらも複雑なものは教えられない。
ということで、「Trick Ship(だまし船)」とか「Samurai Hat(かぶと)」とかを中心に教える。
あと、希望者には頑張って「鶴」も教えてみる。

 
ウガンダには結構インド系の住人もおり
彼らの文化にも似たような遊びがあるらしく、割と器用に折る。
鶴はステップが複雑なだけに、最後羽をひらいてその形ができたときの感動はひとしおのよう。
いい笑顔。

今回、気付いたことのひとつ
「折鶴は日本人以外にはツルに見えない」
 確かに、実物の鶴とはまるで形が違う。
形の優美さという点では共通しているとしても、
あれを鶴と言われて我々は育っているから鶴として見えるのであって、
全く文化の違う人々に折り鶴を見せても鶴を連想できない。
(特にこっちのツルは頭に「カンムリ」がついているしね)
同僚には
「ペリカン」
 と言われた。
鳥にいきついただけまだ救いがある。


「サムライ」とか「ニンジャ」は、みんなよく知っているためか
かぶとは大人気だった。
こっちの新聞は小さいので、被れるのを作るには2枚つなげる必要がある。
ブースをのぞきに来たニコルにかぶせてみる。
・・・けっこうしっくりきています。
彼は「この後ステージでスネークショーをやるからその時被って説明する」
と言ってくれた。
(でもやっぱりその時は被っていなかった。おしい。)

4.20.2011

あの岩に登れ

ここ数日、東のケニア国境近くの町、ムバレに行っていた。
同期の隊員のおうちに滞在。
彼女はローカルコミュニティで活動しているので、おうちもローカル仕様。

 
これぞウガンダ伝統スタイル家屋「BANDA」。
本来は茅葺ですが、最近はこのようなトタンが増えている。とか。
電気あり。
水は汲んで使う。
トイレと水浴びは別棟。
夜、トイレに行ったら
ほぼ毎日ハリネズミがもじもじしていて楽しかった。
(トイレのお掃除ブラシを仲間だと思っているのか、そのそばにいた。)

さて、この集落の中にちょっとした小高い岩場があったので、登ってみることにする。
ムズング♀×2が岩場を登っていて、子供たちが目をつけないわけがない。
道案内を兼ねて、一緒に登ってくれる。
 
というか、先に登られる。
子供は身軽だ。
気温35度。
太陽に焼かれた岩肌は熱い。
でも子供たちは基本、はだし。
・・・どういう皮膚しとるんだ。

 
登頂した記念に、彼らの写真をとらせてもらう。
中央はムバレ隊員。
彼らはカメラで撮られるのが、めずらしいやらうれしいやらで。
1枚撮るたびに、液晶覗き込んで喜んで。
どんどん調子に乗ってポーズを決めてくれる。


 
・・・気が付いたらムズングとカメラにつられてどんどん子供がふえていた。
これが日本なら、降りたところで親御さんに我々いい大人が叱られそうだ。
(冷静に考えたら、この岩、けっこう危ない)
ここじゃそんな心配は全くない。
彼らは毎日のように登って、この景色をみているんだろう。
 

全部、君らのだよ。

4.12.2011

4月12日 第1号

時として、人の縁とは本当に不可思議だと思わされる瞬間がある。

アフリカで決してメジャー国とはいえないウガンダを訪れる知人など(自分を訪ねてくる場合を除き)まずいないだろうと思っていた。

先日、調整員から、
ウガンダの湿原に関するプロジェクトの為の調査団が来ており、エンテベにいくついでに「私」とも話したいようなのでよろしく、
との、ざっくばらんなアナウンスがある。

センターを案内しろとか、そういうことではないようだ。
どこの誰が来るとの情報はない。でも「ご指名」らしい。
知り合い?


まがりなりにも「湿原」で仕事していた手前、「湿原・専門家・面識あり・JICAの仕事でウガンダくんだりまで来てしまいそうな方」と検索した場合にヒットする心当たりがなくもない。

検索キーワードに「素敵なおじさま」を追加すると、候補は一人に絞られる。

そして昨夜。
「おじゃまします」とご当人から直でメールが入る。 

 ・・・ビンゴでした。

かの地で大変お世話になった湿原の専門家。
湿原のコーディネーター。
トレードマークの坊主頭が素敵なナイスシニアS氏。
氏のスタイルに倣って「どうもどうも」と合掌してご挨拶。

調査団は大変忙しいので、昼食を食べながらお話を伺った。
今回は、これから始まる事業のための調査で、2週間の日程でウガンダに滞在されるとのこと。

お土産にS氏からミニカップめんとミニみかんの缶詰まで頂く。
このセンスは流石と言わざるを得ない。

まさか、こんな形でこんなに早くどなたかにお会いすることになるとは思いませんでした。
異国の地で、知った顔を見て励まされた気分。
めぐりあわせに感謝。

合掌。

4.11.2011

ヘビじゃない~

この頃、学校へのアウトリーチについていく機会が出てきた。
先週金曜に行ったのは近所のプライマリースクール(小学校)。

1年生から7年生までの全校生徒を一度に相手する。
屋外で30分ぐらい、とりあえずトークのみ。
自分たちのセンターの紹介からはじまって、ウガンダの野生動物のお話。
300人はいる生徒相手となると、写真や画を見せるにも限界があるだろう。

 
確かにトークだけだと低学年の中には飽きちゃう子もいるけれど
うまくやっているなあ、と感心。
けっこう真面目で硬い話もするけれど、子供に質問を投げたりと、よく子供たちをひきつけている。
また子供のほうもよく手をあげる。
聞くことに積極的だ。

日本でのこういうトークだと、小道具とかパワーポイントとか、いろいろ使えるものも方法もある。
確かにビジュアルは人を引き付けるのに非常に有効なんだけれども、それに頼る前にまず原点は話し方なんだよなあ。
あと、日本の子供たちの場合、色々な刺激と情報に慣れすぎて、話だけではなかなか沸点に達しにくい傾向もあるのかも。
などと、色々考える。
ビジュアルに頼らない彼らが唯一頼っているのはこれ。
 
はい。ワンパターンですがまたヘビ登場。
ヘビ嫌いな人ごめんなさい。いつもいつも。

もう、大興奮の渦。
こればっかりは、子供に事前にいくら騒ぐなって言っても無理だよ。
でも生徒の数が多いので、校庭に移動して輪になってもらい、順番にタッチ。
 
リレーのようにみんな次々と駆け抜けながらタッチしていった。
でも触れていない子もいただろうなあ。

子供らがタッチしていく間中、頭のほうを持っていた飼育員のアレックスが、ひたすらパイソンをやさしくなでていたのが印象的だった。
急に人に触られてびっくりして暴れないようにっていうのもあるのだろうけれど、超ストレス状態のパイソンのケアする意味もあるのだろう。

今回も主ににカメラマンとして場をうろうろしていたわけですが。
大変素直で娯楽の乏しい子供らがこの珍しい生物「ムズング(しかも東洋人)」を放置するわけはなく
授業中から話に集中せずに観察するものあり、寄ってくるものあり
帰る間際には囲まれてぺたぺたさわられる。
「わたしゃヘビじゃない!」
と言ったら、当然もっと触られまくる。

***
ムズング=ルガンダ語で肌の白い人種(白人、黄色人種)のこと
因みに東洋人はまず中国人と思われる。




4.08.2011

4月7日 夜逃げ

・・・というと、人聞きが悪いですが。

ここ数日で、ばたばたと同じ動物園内の別の建物への引っ越しが決まる。
今週を逃すとちょっと忙しくなって片づける間がないので、今日引っ越すことに。

夕方に引っ越すつもりだったのだけれど。
職場の車が出払っていてすぐには動けず。
同じ園内だけど荷物持って徒歩ではちょっとつらい距離だったので。
夜9時になってもう明日にしようとあきらめかけた頃に、車到着。

暗い中、夜逃げのようにばたばたと引っ越しを済ませる。

疲れた。

ガスコンロの真ん中のキャップみたいな形の部品が紛失。
困るけど、このままでも使えるからもういいや。
今日、これから探す気なんてとてもない。
今度の新しい家は広くて。
身の丈に合わないくらい豪華で。
まるで新しい檻に初めて入れられた動物のように大変落ち着かない。

でも、前の家と同じくヤモリがいるのを見てちょっとほっとする。

4.05.2011

4月5日 こちらこそ

現在JICAボランティアの中で、震災の被災地へ世界中から励ましのメッセージと笑顔を集めて届けよう、というプロジェクトがある。

今日、職場に頼んでみたところ、あっさり「いいよ」と言ってくれる。
ちょうど定例会議があったので、その席でべリンダが皆に呼びかけてくれた。
会議終了後に彼女が大きくメッセージを書いて、その周りにみんなが自分の名前をサインしてくれた。
これと一緒にみんなの写真を撮らせてもらうのだけれど、
そしたらエントランスの 
実物×2倍はあるであろうキリンのオブジェのところで撮影しよう
という話になった。
・・・引きで撮ったらメッセージ小さくて読めないな。

「笑って~」
と、お願いしたら
「ダメだよ。お見舞いのメッセージなんだから真顔でやるよ」と言われる。
ちょっと英語力が足りなくて、笑顔とか励ましとか、そういう説明がうまくいかなかったようだ。
でも、このさいいい。
彼らの心からの言葉と表情であることが、一番大事だ。
硬いけれど、基本まじめで、敬虔なクリスチャンである彼ららしい。
 
引き。キリンでかい。

 中間。これでもメッセージ読めません。

 これぐらいでやっと読めます。かね。


ありがとうを言って解散したあと、デイビットが
 「まだ来てまもないのに仲間として働いてくれてありがとう」
と言ってくる。
私がこのことを頼んだのが嬉しかった、とのこと。

いやいや。

久々に、心から嬉しいと思った。

4.03.2011

4月3日 ボタニカルガーデン

だらだらするにはあまりに天気が良すぎるので
昼食後、近くにあるという噂のボタニカルガーデンに出かけてみることにする。

道なり半ドンあがりのローズたちと一緒になって、行き先を聞かれたので
「ボタニカルガーデンに行く」
と答えたところ

「それは、パーティーの名前?」

と、聞き返される。
ちょっと困った挙句

「そこの森」
 と答えておく。
植物園は植物園だよなあ。
すぐ近くなのに、知らないんだな。存在を。

うち(動物園)から歩いて10分ぐらいで入口到着。
料金は大人、2000シル。
あらお手頃
「あ、カメラ持ってる?じゃあ合計で4000シル」
・・・自分の付属品で入園料がかわるとは。
ちなみにビデオは5000シル追加。
徒歩以外、車や自転車でももちろん入れる。


さて、中はというと

 
静かで木陰と芝生がいっぱいで大変気持ちがよい。

ちょっと深い森もあり
ビクトリア湖の湖畔まで出て休むこともできる。

不思議な木の実、発見。
木にはラベルもあって、植物園としての体裁もそれなりに整っている。
ただぶらぶらしているだけでも楽しい。
きもちいい。
何よりゴミも少ない。
こんな場所もあったのねえ。
お手頃価格で、
きもちよくて
立地もいいのに(動物園からも近い)
あまり知名度がないのは勿体ない。

ひととおり歩き回ったあと
芝生で本を読んで過ごす。
こっちで、特に屋外で静かで落ち着く場所は本当に貴重だ。
うちの周りは園内なので、常に誰かいる。
離れても、外国人ってだけで目立つ。
わかってはいても、仕方なくても、疲れる。
不満はなくても、嫌いじゃなくても、一人になりたいときはある。
やっとひとつ、職場から離れて落ち着ける場所が見つかったかもしれない。

4月2日 待ちわびたもの

金曜、ついに首都の事務所に例の小包が届いた。
先についた分から2週間遅れ。
いやいや心臓に悪い。
でもよかった。
外見はどれだけ下敷きにされていたのかしらんけれどずいぶん歪んでいたけれど中身も無事だった。
ちょうど、事務所の職員さんが動物園に来る、ということだったので、頼んで前についた分と一緒に持ってきてもらう。
実はダンボールふたつ、どうやって運ぼうかと悩んでいた。
ラッキー。

荷物は年末、出発直前に自分で詰めたもの。
中には「あ~こんなもん入れたか」というものもありましたが。
大変ありがたいものも 多数届く。
自分のことは自分がいちばんわかっている。
なかでも自分で自分をほめたベストチョイスはこちら2点。

その1 ぎょさん

東京都小笠原村父島にて購入。
正しくは漁村サンダル?かな?
全国的に存在することは存在するはず・・・だが

特に 小笠原では幅広い層に絶大な支持を得、こよなく愛される日用品。
島に行ったらまず買うもの。
足へのフィット感と歩きやすさは抜群。
一度これを履いてしまうと、もう欠かせない存在になってしまう。
今も履いてる。
部屋履きとして超愛用。


その2 インスタント麺(特に、うどん)
べたですが、やっぱり日本のインスタント麺は優れている。
あと、インスタントラーメン的なものは売っているけれど、そば、うどんの類はない。
自炊していると、それほど日本の味が恋しいとは(まだ)思わないけれど、手元にあっていつでも食べられる、というのは心強い。

・・・うどんはもう少し入れたかったけれど、

あとで発砲容器の処理に困ることが見えていたので1個にとどめました。


私的には今、コレが自分の手持ちの食料のなかで海苔と並ぶ最高級品。



そして
小包とは別に、もうひとつ。
この機会に首都から運んでいただいたものがある。

これこそ待ちわびた

冷蔵庫!
先輩隊員から買い取った中古。
45リットルだけど、これで十分。
だって
・・・日本でもこれで暮らしていたからね5年間。
つくづくこの型の冷蔵庫とはご縁があるようで。
余談ながら、電気代が安く済むので節約したい方にお勧めです。小型冷蔵庫暮らし。
食材もあまり無駄にしないし。 

この冷蔵庫、もちろんまずビールを買ってきて入れました。
うふふふ。
さー、体制が整ってきた。