9.30.2012

9月24日 編み込み


アフリカにいるからには一度はやってみたかったので

週末に髪をアフリカンスタイルに編み込んだ。

色を混ぜたんで髪というよりロープみたい。

アフリカンウーマンは髪型をくずさないように洗わないというが、
この暑いのにやはり頭を洗わないというのは難しい。
で、洗うと、もとの地毛が長くて柔らかいので、毛があちこちからひょんひょんほどけて出てくる(ちまちま切って整えればいいんだが地毛が短くなっていく)
だから私がコレを維持できるのはまあ10日ぐらいだろう。

このアタマで本日より出勤。
同僚からは概ね褒めていだたく。

褒められた後で必ず聞かれるのは
「痛くない?痒くない?」
・・・若干。

付け根部分アップ
コレ、自分の毛を細かくつまんで、そこにつけ毛を加えて根元から一緒に編んである。
当然ひっぱられてテンションかかっている。
これまでの経験者談では「痛くて寝られない」という話もあり恐れていたのだが、
幸いなことにそこまでの痛みかゆみではない。
でも、決してあずましい*ものではない。
常にこの手のスタイルでいられるかというと、無理。

あなた方はいつもこのスタイルだけど痛くないのか?と彼女たちに聞き返してみると。
「いや~痛い!」
「痒いからオイルを塗ってガマン」
「つけ毛重い」
「たまに出血する」
「引っ張られすぎて頭痛がするからパナドール(鎮痛剤)を飲んで耐える!」
(おいおい・・・)

でも口をそろえて言う事には
「髪型には代えられない!
美は忍耐よ!痛みが私たちを美しくするの!」

さいですか。

アフリカンウーマンの強さを同じ髪型を経験して実感。
この人らの美への努力とか忍耐とかを本気で仕事に傾けたら、
あっという間にウガンダ発展するだろうなと思う。


さて、日本人でもウガンダ人でも人間には一応社交辞令というものがあるので
概ね褒めたり面白がったりしてくれるのだが、

あからさまにこの髪型に戸惑いを見せたモノもおり。

わたくしがウガンダで唯一のボーイフレンドだと思っている
ダチョウの旦那。

いつもは朝のご挨拶に求愛ダンスをしてくれるのに、今日は
巨大な目をさらにでかく見開いてじっとこっちを見ているだけ。

踊らない。

・・・お気に召しませんか。



*あずましい
=標準語にそのニュアンスを訳しにくい津軽弁(北海道弁にもある)の代表格
心地よい、とか、快適、とか、すわりがいい、とか、落ち着く、とか、その辺をミックスした感じ。

9.28.2012

9月20日 スネアとアヒンビ君とKalinzu Forest


調査チームは毎朝7時頃集合。

朝ごはんに皆でメイズ(トウモロコシ粉)のポリジをとり、点呼をし、調査機材を持って2人組ぐらいにわかれて出かける。

朝食中の一番若いアヒンビ君。

彼はここでの調査の仕事をやって1年だという。
この仕事は楽しい、チンパンジーが好きだと楽しそうに色々教えてくれた。
人柄的にエコツアーのガイドなんかにも向いているんじゃないかと思う。

調査スタッフのほかにも、サイトの中での管理や密猟パトロールなどのために多くの人がコミュニティから研究サイトに雇われている。
中には10年近く続けている人もいる。
これらの人々の多くは、もとはこの森で狩猟、つまり密猟もしていた人だ。

森林保護区では、薪やキノコ、薬用植物などの資源は、
決められたルールのもとでコミュニティの人が利用できるようになっている。
だけど野生動物の狩猟は禁止だ。
(国立公園や森林保護区外であっても原則として野生動物の狩猟は禁止。
・・・の割には移動物園なんかで地方に行くと「アレ美味い」「コレ食べられるの?」等の会話をずいぶん耳にするのはたぶん気のせいではない)

でも。

パトロール隊は1日に4個~5個のスネア=くくり罠を回収することもある。
時々処分していても罠はすぐに箱一杯に集まってしまという。
獲物として狙われているのはホロホロチョウやダイカーなどで、チンパンジーではない。
ただし、樹上から地上まで縦横無尽に利用するチンパンジーはあやまって罠にかかってしまう。
今回、スネアで怪我をしたままの腕をぶらさげている個体も見かけた。

狩猟の為に森を知り尽くしたおじさん達は、一旦巻き込んでしまえば最高の戦力だ。
動物の行動も、どこにどんな木があるかも、密猟者がどこに罠をしかけるかも、よく知っている。
商業利用と結びつく以前の本来の狩猟は、持続可能な方法で森を活用していくことの一翼であったはずで。
その営みにも森と共に暮らしてきた文化や知恵がある。

初期から巻き込んでいるコミュニティの人々の密猟は止んだという。
雇われて意識が変化した人を通じての普及啓発の効果も大きいだろう。

だからアヒンビ君のような若者世代は、狩猟の経験がない。

おじさん達のようなバックグラウンドを持たないかわりに、森のこともよく知らない。

彼は、研究者やおじさん達から、調査の中で森の事をひとつひとつ教えてもらって覚えていくのがまた楽しい、という。


おじさん達がポリジを分けてくれた。

飲みながら話す。

ごくん 「エンテベのお前の所にもチンパンジーはいるのか」
ずるずる 「いるよ。毎日朝と晩にポリジを飲んでいる」
ず~っ 「・・・あいつらが、どうやって飲むんだ?」
ずずず 「マグカップであげる。自分で取っ手を持って飲むヤツもいるよ。」
ぶっ 「ええ!俺たちが皿で飲んでるのに!」

すかさずルニャンコレ(現地語)で仲間たちに説明。
もっかいルニャンコレでどよめき発生。言ってることは英語と多分同じなんだろう。

更に驚愕?の事実を伝えてみることにする。

「・・・しかも、うちのチンパンジーは砂糖を入れないと飲まないんだよ」

「ええええ!俺たち普段ノンシュガーなのに!」

通訳のワンテンポをおいて英語とルニャンコレごちゃまぜの驚愕と笑いが巻き起こる。



森林の持続可能な利用の形が、
形は変わっても、おじさん達がもともと持っている知識を廃れさせることなく、
次世代につなぐ機会にもなっていく。
その流れがうまく続いて行ってほしい。


「次来るときはチンパンジーの分の砂糖を持ってこい!
俺たちはここのチンパンジーを調査して守っているんだし!」
と笑って言う。


ホントにそうだよな。


そうしよう。
次があったら、だけど。


9.26.2012

9月19日 携帯ガイドとボリボリとKalinzu Forest

ツアーに参加してガイドさんと一緒にチンパンジーを見に行く。
見に行く群れは、昨日調査したのと同じグループだ。

***
「Kalinzuに行ってもチンパンジーが見られない。」

・・・という評判が一時、隊員のなかで流れており。

研究者サイドこの点についてに伺ってみたところ
「ルールを守らないガイドがいるために、チンパンジーが嫌がって逃げてしまっている可能性がある」
との懸念を示していた。

***

今日は散策専用のトレイルから同じ森へ入っていく。

苔やシダが多くて雰囲気がいい。
湿気が高いためかキノコもいっぱいある。
これは採集民族としては大変テンションがあがる。
「この辺の人が食べているキノコがあったら教えて」とガイドにお願いする。

地べたから直接咲いている花、「ソヌンガイ」。
毒らしい。

「絞め殺しの木」はイチジクの仲間。
イチジク系だけでこの森には42種類もあるとのこと。
実をチンパンジーが食べる。

ククインバという木の実。
熟すると甘いらしく、チンパンジーも人も食べる。
「俺も好きだ」とガイド。

エコツアーのガイドさんは4人。この地域出身の人が多い。
本日担当の方は結構ベテランで、野生動物のガイドの学校も卒業しているし、勉強の為にアメリカに渡ったりもしている。
説明もわかりやすい。
今までウガンダでガイドしてもらった中でいちばんガイドらしい印象。

それにしてもこの人、森の中でよく電話をする。
電話の相手はチンパンジーを探しに先行している昨日のムゼイだろう。
・・・Queen Elizabethの時のガイドのペトラも電話で調査班とチンパンジーの位置のやりとりをしていたけど、あの時はあまり気にならなかったんだよな。
声のボリュームの問題だろうか。

チンパンジーの鳴き声がきこえた。
そちらの方向に急いで分け入っていく。

しばらく進むとまた鳴き声。
・・・あれ、声が遠くなってないか?

先行のムゼイと合流。
何事かやりとりしてさらにがつがつ進む。
ちょっと速いな。


興味がキノコに時々偏るわたくしの特殊な目がコレの姿をとらえたのはそんなときだった。

・・・
もしや君は「ボリボリ」では?

この瞬間、素でチンパンジーどうでもよくなる。

和名ナラタケ。方言でボリボリ、さもだし等と呼ばれる食用キノコ。
「キノコハンター」を自負するならコレを見分けられなければ論外な庶民的なヤツ。
外見的な特徴から判断してコレ、かなりの確率でボリボリの仲間だろう。
知りたい。
食べられるのか。ウガンダ人もコレを食べるのか。
めちゃくちゃ知りたい。聞きたい。

満足いくまで眺めて写真を撮って、「採集民族モード」から我にかえる。

ガイドは先のほうでチンパンジーを追っている。
チンパンジーの気配が周囲に拡散しているように感じた。
色々落ち着くまで待ったほうがいいかなと思って、なんとなくその場で待機する。

ガイドが手招きをしたので。
見えやすいところまで近づいて観察を開始。
ちょうど発情を迎えたメスがいて交尾も観察できた。
自然な営み。
一応おちついているように見える。

でも一方で、昨日以上に彼らがこっちを見ている気も。
誰かが動くたびに、枝を折るたびに、カメラのシャッターを切るたびに目がこっちを向く。
こころなしか彼らの緊張を感じる。

昨日からの蓄積か、すぐに首が疲れたので、観察は40分ぐらいで切り上げた。

さて、ここのチンパンジートレッキングのルールは。
①1回に1グループ(最大6人まで)のみ(散策所要時間が大体4時間)
②チンパンジーに出会った後、観察は最大1時間まで
③観察はチンパンジーのいるポイントから10m以上離れて
④騒音を立てない
等々(もっとあるけど省略)。

う~ん・・・
③と④に関しては確かにどうだったかな~。
音に関しては、そもそもウガンダ人は騒音に無頓着なので根本的に基準が違うかも。

そもそも森に入る前に今日はルールの説明がなかった。

ツアー終了後にガイドにルールについて話を聞いてみる。
チンパンジーを守りツアーを続けていくためにルールの大切さは十分に理解しているようだった。
「ただ一方で、そのルールを尊種するために必要なシステムが欠落している(ルールの周知から賃金問題に至るまであらゆる点で)」と指摘、主張。
チンパンジー見たさに無茶を通すお客さんやエージェントのことにも言及していた。
・・・「言い訳」分は冷静に差し引くとしても、彼らにも筋の通った言い分がある。

その後、現場の森林官と話したら、やっぱり
「ルールが上から周知されていないのが問題」などと言う。
「・・・見りゃあわかるように壁に書いておけば?」
とマジックを取り出したら笑って止められた。

ルールがある!と胸を張る一方で自分ではそれを周知したがらない現場の不可思議さ。
なんか色々根深そうだ。

昨日も今日もチンパンジーは非常によくこちらを見ていた。
彼らにとって嫌な行動をする人たちを個体識別するぐらい朝飯前だろうなと思った。
何にせよツケが跳ね返ってくるのは一過性のビジターではなく頻繁に入る現場の人たちに、だ。


・・・で、
不覚にもそんな真面目な聞き取りにうつつをぬかしているうちに
結局ボリボリ的キノコの正体を聞きそびれてしまった。

しまった!
何やってんだ~せっかく見つけたのに!
大反省。

9.25.2012

9月18日 チンパンジーとマトリョーシュカとKalinzu Forest


少々さかのぼり6月下旬のこと

「知り会い第3号」が日本からウガンダへやってきた。

しかも

同分野の隊員として。

・・・
この業界確かに狭いが、ここまでピンポイントというのは珍しいを通り越してもう笑うしかない。

***
で、今回はその隊員にくっついてウガンダ西部のKalinzu Forest Reserveへ。

そこは彼女の配属先であるNational Forest Authority(日本の林野庁みたいなとこ 以下NFA)が管轄している森林保護区。
チンパンジーの生息地として知られており、NFAはそれを目玉としたエコツーリズムの振興を謳っている。
一方、京都大学が拠点を置き長期にわたってチンパンジーのリサーチを行っている研究サイトでもある。

今回の滞在ではその京大の調査サイトに色々とお世話になり、チンパンジーのトラッキング調査(追跡)にも同行させていただいた。


朝7時30分。
京大スタッフの方、それから周辺のコミュニティから雇用されている現地リサーチスタッフとともに森へ入る。

いい森だ。

ここは5月にチンパンジーを見に行った行ったQueen Elizabeth National Parkの仲の森とも近い。
しかし、歩き出してすぐ、そことの大きな違いに気づく。

ここには巨大けもの道(ゾウ道&カバ道)がない。

そのかわり、調査位置と方向を把握可能なように100メートルごとにライン状に小径が切ってある。
ある程度小径を進んだ後は、痕跡と声をたよりに道のない森へ分け入って近づいていく。
今は食事に使う木がだいたい決まっているのでどこにいるか見当がつきやすい、という。

ホゥッホウッホウッ
と、チンパンジーの声。

近いなと思ったら、
前方の倒木にムゼイ(老人)が腰かけて指をさしている。
このムゼイはガイドツアー用に先行してチンパンジーを見つける人。調査員が挨拶を交わす。
樹上には黒い影。やや遠くの背後でも樹幹がガサガサ揺れている。
各自双眼鏡を構えて観察開始。
チンパンジーは木の枝先をもいで何かを食べている。

私たちが調査に同行させてもらったチンパンジーのグループは、エコツアーのお客さんに対しても公開している唯一の集団。
お客さんが来たら、調査者は1時間離れて観察ポジションを譲るというルール。

ほどなくしてガイドに伴われたお客さんが到着。
「ここで待機していてください」と我々に指示をして、調査スタッフが他の方向を見に行く。
ガイドグループから見えない藪の中にしゃがんで待機。
ガイドとお客の興奮、ぼそぼそした話し声、チンパンジーが動いている気配なんかが伝わってくる。

スタッフの行った方向から、ガサガサと誰かが登ってくる音がした。
戻ってきた?


・・・いや、黒いぞアレ。


チンパンジーが藪の中をこちらに向かってくる。

私らの手前10mほどで
「あ、人だ」
という感じで目をあげて、方向転換して去っていった。

・・・

「ヒグマにあったらどうするか」ならばともかく、
「チンパンジーにあったらどうするか」なんて聞いてないし。

呆然。


ガイドグループが去った後、戻ってきたスタッフと合流。
再度同じ群れを追いかけて、昼過ぎまで観察を続けた。

見ている私らを向こうもしっかり観察している。
木が本当に立派で20m以上はあるので、樹上にいるかれらを観察していると首がすっかり痛くなる。



さて、本日チンパンジーが食べていたムサンガの木の先端部分。
茶色い豆みたいなのところが実になる。
熟してもっと大きくなったのをチンパンジーは食べているとのこと。

真ん中のとがった部分は、次の「花芽」
「ココをむいたら面白いことになっている」というので、素直にむいてみる。

出るわ出るわ次から次へと実(花)& 新葉セットが現れる。
最後はあまりに小さすぎて物理的に剥きにくくなり、断念。

実(花)と葉が少なくとも7回(7世代)分既に用意されていた。
恐るべし花芽マトリョーシュカ。

・・・しかし、
植物がここまでヤルんだから
この自然とともに暮らしてきたウガンダ人にも、もう少々計画性があってもいいような気がしなくもない。

9.10.2012

9月9日 とり雑談


散歩がてら、朝一でオフィスに忘れ物を取りに行くことにする。
日曜日の朝は敷地内が静かだ。
人にあまり遭遇しないので気楽に歩ける。はず。

と、food store*の前を通りかかったところ、
「Good Moooooo~rning!」
・・・中から大声でカヨンドに呼び止められる。

日曜の朝7時から働いてるのか。
・・・日本人ですかあなた。

「日曜はみんな教会に行くからスタッフ数が少ない。
今は自分が日曜当番。不公平にならないように3か月でシフトを変えている」
だから日曜は飼育の各部門に1人ずつしかいないので、彼は効率よく動けるように、まず朝一で動物のエサ用の野菜を切ってしまうことにしている、とのこと。

にしたって地道で勤勉だよこのヒト。

で、要するにわたくしは、その人手のたりないところに
大変都合のよく通りかかってしまったらしい。

結果、朝からニンジンとピーマンとパパイヤの山との戦闘に巻き込まれる流れとなる。

でも、餌を刻むときは大抵、飼育員と雑談になるので面白い。
そして今日はなんだか鳥の話題に。


カヨンドの素朴な疑問としては。
「日本人はなんでハシビロコウが好きなの?日本にいないのに」


どうしって言われても、なあ。
「・・・見た目のユニークさと、動かない鳥っていうキャッチフレーズのせいじゃない?
面白い行動をとる動物って人気出るでしょ~」


ウガンダの動物をウガンダで飼育展示したり、保護することを目的としているここの人らにすれば、自分の国の動物以外をちやほやする感覚はかなり珍しいものなのかもしれない。

ここにもし他の国の動物を配置したら、それはそれで人気は出るかもしれないが、
でもやっぱりライオンやキリンをみんな見たがるんだろうな、という気もする。

アフリカの動物は全世界基準で面白いのは間違いないよな。
彼らも自覚も自信もあると思うけど。


「日本人はカンムリヅルも好きだよね? 日本にいるの? 国の鳥?」

ええ。
少なくとも私が来てからここを訪れた方は、隊員からVIPに至るまで、
ここを訪れた全ての日本人がカンムリヅルの姿を求めていましたね。

「・・・きれいだからね。ウガンダの国鳥だし。
日本にもツルの仲間はいるよ。国鳥じゃないけど特別な鳥。日本のもきれいだよ。白と黒と赤で。」

「やっぱりカンムリヅルは日本人から見てもイイのか♪」←ごきげん
(いや、だから~日本のツルもきれいなんだってば。派手じゃないけどっ 聞いてないし・・・)


「じゃあ日本の国鳥は何?」

キジ=Pheasant、
なんだけどとっさに英語が出てこない。

「クジャクの仲間で・・・
クジャクの若いオスみたいな色でもっと太ってる感じの鳥」

「あ~日本に研修行ったとき見たかも。
ホロホロチョウみたいな。」

雑な説明の割に、美味しそうなフォルムをしている鳥という要点は正しく伝わったらしい。


少々脱線。
最近うちのクジャクのお父ちゃんは
あのきれいな羽の換羽期に入っていて行動が大変弱気に。
前はカンムリヅルがよく徘徊する正面エリアに負けじと居座っていたのに、
今はまず日中はどこかにコソコソ隠れていて見かけない。
やっぱり外見はクジャク♂のモチベーションを維持ずる上で大きいらしい。
伸びるまで、ファイト!


日本の鳥に話題が及んだので、もう少し話しを振ってみる。

「国鳥とは別に、学名がJapan japan(=Nipponia nippon)って鳥もいるんだよ」

「どんな鳥?」

「(トキだから・・・)Ibisの仲間」

「あ~Ibisか!日本にいったとき見たかも。」

アレはそんなにあちこちにいないと思うのでIbis違いだと思う。
(でも首都圏の動物園でどこか飼育していたと思うから、本当に見たのかもね)


Ibisの仲間はこちらにもたくさんいるけど。
よく見るIbisは

こんなやつだ。

すっとんきょうな顔のうえに、鳴き声がけたたましいことこの上ないので少なくとも優雅さのカケラは見当たらない。

・・・日本のトキはホントに美しいなあと思う(実物は見たことないけど)。


ここにきていろいろウガンダの動物を見たり世話をして、楽しいし、好きだけれど、
改めて日本の野性動物も魅力的だと思う機会もけっこうある。


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*food store = 動物のエサをストックしているところ。週2回、大量にトラックで野菜やら果物やらが運ばれてくる。