11.24.2011

11月24日 セネネ

本日も朝は雨。
雨がやむまでま待ち、さて出勤でもと思ったところ


窓の外をふわ~んふわ~んと白いトンボのようなものが舞っている。


一瞬、蝶?と思うふわふわ感。

でも、スピードと羽ばたきが鳥並。

フォルムはトンボ

群れとはいわないが、けっこうな数がふわんふわんと見え隠れする。


外に出て確認。


正体は君か。
みどりのバッタ。




ウガンダではこいつを
セネネ
と呼び、







食べます。
イナゴ的に。

はねと脚とヒゲをとって、からりと油で揚げたやつが市場でよく売っている。
味はエビ風味。おつまみによろしいかと。
やはり甲殻類。
調理例として干しエビのかわりにお好み焼きに入れる、など。


そういえば、11月はセネネの季節だって誰か言ってたな。
どっかに移動していくのか、わらわらやって来ると。

よく見るとあっちでもこっちでも、スタッフやその家族がセネネを追いかけている。
アスカリ(警備員)も手にいっぱいに持っている。

「季節がない」と思っていたけれど
旬の味覚はみんな楽しみにしているみたいだ。

11.20.2011

11月18日 学校イベント

隊員が配属されている小学校で行われた音楽・日本文化紹介の手伝いに行ってきた。

首都や私のいるエンテベとは違い、
完全ローカル地域ではムズングは更に珍しく
それががたくさん来たもんだから子供たちがすぐに寄ってくる。

挨拶して
その後、音楽イベントからスタート。
子供らが学年ごとに歌とダンスを披露する。
隊員がおしえたのか、日本語の歌も歌ってくれた。上手。
それ以上にびっくりしたのはやっぱりダンス。
中、高学年にもなると大人顔負けのリズム感で。
ブラックゴスペルを謳っていた頃、
この「黒人リズム」というやつに本当に悩まされたものですが。
コレ、根本的には練習してどうなるもんでもないなあ、と痛感。

子供らのあとに、私らも歌う。
私ら今回「音楽キャラバン」としてきたので、ここが一応メイン。
マンゴーツリーの下で歌うのは練習と勝手が違ってなかなか難しい。

音楽のあとは、日本の文化紹介。
日本の制服も立派な「文化」

室内で書道、折り紙、日本のおもちゃを体験するコーナーや、
空手体験コーナーなんかもあり。

なんとなく流れで日本のおもちゃコーナー担当に。
けん玉とか、お手玉とか、一回やってみせるとあとは子供らで勝手に遊んでいく。
皆、楽しんでくれたけれど
どんどんおもちゃが減っていく。

なくなることは予想の範疇とはいえ、ちょっとまてまてまてまて! 
ほかのお友達があそべないでしょ~!
特に花札は遊べなくなるからばらばらに持っていっちゃいかん!
札を死守しながら描かれた日本の動物、花、四季なんかを説明。
意外な形で日本の自然紹介ができてちょっと満足。

数あるおもちゃの中で、意外に子供らが「集中」して遊んでいたのが

数字を並べていくパズル(日本のおもちゃかどうかは知らんが)
彼らが行き詰ってあきらめかけたので
ちょっと解いてみせると
更にすんごい頑張って残りを解こうとしていた。

単純。


学校のあと、集落の中心部でもう1ステージ、歌う。
ステージはやっぱり(別の)マンゴーツリーの下。
2度目なので更にリラックスしてできて、楽しめた。
アンコールももらった。

11.15.2011

11月15日 3日で芽生えるなら

「知ってるか?産まれたよ!」


「何が?」
どの動物だあ~? また増えたか・・・


「クレアの子供 」




え!



唐突にアイザックに教えられる。

う、うまれた?
先週末まで職場来てたやんか!
てか、プレグナントとは言っていたけど・・・
クレアはもともと
THE African な体格なので
臨月とは全く気づかなんだ。

不覚。(♀として)

うちの職場の女性はみんな
臨月のほんと産むぎりぎりまで働いていて、ぽんと産む。
マリアテレジアかあんたら。
(産んでからはさすがに産休とるけど)
でも昔の日本の女性たちもこうだったんだろうなあ。

とりあえず電話してお祝いを言う。
男の子だってさ。


で、ここから(例によって)アイザックがからかいモードに突入。
「あと君とべリンダの番だ! さあ!ウガンダで産んじゃえ!」

「・・・いい。日本帰ってからにする。ウガンダ人の旦那はいらない」
どっちにしたってあてもない。

「ウガンダにいる日本人と一緒になればいいじゃん」

「選択肢少なすぎるからやめとく。ゆっくり探す。」

「いいのいないのか~?
いやいや。ダメだと思っても
3日一緒に暮らせば芽生えるからさ~!大丈夫」


・・・3日で「芽生える」というなら


10年近く一緒に過ごしているうちのシロサイのペアが全く繁殖しない理由をまず説明してほしい。


てゆうかアイザック君。
もう「大人女子」だからふつーに会話流してたけど
君の発言は微妙にセクハラじゃないかしらん?

11.13.2011

バナナの木

ウガンダの主食!といえばバナナ。

青いうちに料理しては食べ(← マトケ。ウガンダ飯の定番)
黄色いのを生で食べ(← 世界中で普通。うちの朝食の定番)
つぶして粉と混ぜて揚げドーナツにしては食べ(← 屋台で見かけるウガンダおやつ)
スライスしてチップスにしては食べ(← バナナチップ。ウガンダにもある)
丸ごと1本、こんがりじっくり強火の遠火で焼いては食べ(←ゴンジャと呼ばれるウガンダおやつ。
・・・でも、バナナはあえて焼かんでよろしい。)

栄養もあるし、
とにかくウガンダで愛されまくりの食物。


そんなバナナの木はそこらじゅうに植えられている。
挿し木でどんどん増えるようで
適当なとこで花が咲いて
適当に実っている


バナナの花。
1枚ずつ赤紫の愕のような部分がぺろんとめくれて
1列に並んだ小さい花が現れる。。
それが繰り返されて受粉して
先に受粉した根元のほうからだんだんとバナナになっていく。

全部受粉すると、房の段が 相当な数になるが

全形。
この通りある程度のところで止まる。
(でも先端で花は咲き続けている)


バナナの木というのは、上の形写真でもわかるとおり
大変頭でっかちでバランスが悪い。

幹も普通の木の幹のように固いわけではない。

若い木ともなると、背ばかりひょろひょろ高くかなり貧弱。

なのに結構若い木でも実をつけるのがバナナの木の不思議なところ。

結果、重くなりすぎて
ちょっとの風で倒れる場合も。
(うちの裏のバナナ・・・楽しみにしていたのに・・・)

後先考えて実ろうとか思わんのだろうか君たちは・・・


バナナのバランスの悪さを不思議に思っていた矢先、
近所のBotanical Gardenに仕事で行ったら

薬草園にて

バナナ野生種に遭遇。
 (モデルのセボは一緒に行った「植物屋」オセノ氏 中肉中背の普通の体格)

幹、太っ!

そんで

葉っぱでかい!
普通のバナナの葉でも十分大きいのに
葉っぱだけで人の身長を超えるとは何事~!

高さこそないものの「大木」の風格をそなえて「ずっしり」立っていました。

もともとは、こういうしっかりした木だったのね・・・。
そりゃ、栄養もあるわ。
野生種を見て、バナナパワーの源をかいま見た気分。

11.09.2011

11月8日 Incubator

日本へ研修に行った飼育員 のヘンリーに、また写真をとってくれと頼まれる。

その時は一眼が手元になかったので、
職場の一眼を使って(自分らで)撮ってくれと伝える。

「職場カメラ、バッテリーが充電されてない・・・」

しかも、充電器を誰かがどこかにおきっぱなしらしく、充電できないらしい。


--;


またかい

壊したりこそしないが、管理はイマイチだ。

日本人でも意識しないとこの手のことは身に付かなものだと思う。
文化的に更に縁遠いウガンダ人に
使ったものをもとの位置に戻す、とか
使った人が次に備えて充電する、とか、
習慣を身に着けてもらうにはどれくらい時間と労力がかかるだろうか。


ともかくそんなわけで

「夕方になってもいいからやっぱり写真とってほしいからカメラ持って動物病院に来て!」
「絶対にいい写真が必要なんだよ!」

と言われる。
夕方でもいいなら全く問題はない。
家と動物病院とは億劫な距離ではない。カメラを取ってすぐ向える。


さて彼は何をそんなに一眼でばっちし撮ってほしかったのかというと

孵卵機による第一号の卵の孵化!

という大変決定的な瞬間。



といってもこれは「練習」なので
今回の第一号、ただの「ニワトリ」の卵。

 既に割れ始めて「ぴいぴい」言っている

 ピンセットで丁寧に殻を取り除いていく

成功!元気に生まれた!
キーパーというより助産師の笑顔?

日本での研修のメインのお題が鳥類の飼育下における繁殖・孵化の技術。

将来的に
(私のハートをがっちりつかんで離さない、あの・・・)
ハシビロコウを飼育下で増やして野生にリリースするという目標がある。
あえて日本の「行政」的に表現するならば
「ハシビロコウ保護増殖事業」
ですな。

その第一歩として、
手元の孵卵器を使って色々な卵を孵してデータと経験を蓄積しておくよう、
日本の技術者から「宿題」が出たとのこと。

孵卵器の中では引き続き、
ホロホロチョウなどいろいろな鳥のたまごがぬくぬくと温められていた。

さあ続け第2号! 

・・・次はホロホロチョウのヒナがいいな~♪(←下心みえみえ)

11.05.2011

11月4日 働く男

夕方、キーパーら4人がかりで「ダチョウの旦那」を追い込んでいた。

明日から東部でエキシビジョン(移動動物園)なので、
また「出張」させられてしまうらしい。

メスたちと一緒のところをキーパーたちに囲まれる。


ダチョウの旦那はエキシビジョンの常連、

 「稼ぎ頭」のひとり。


動物多し、ダチョウ多しといえど、この手の仕事には向き不向き(慣れ不慣れ)がある。
誰でもいいってわけじゃない。


ちょっと待てよ、
この月曜に出張からかえったばかりで
前の出張とその前の間もお休みが1週間ぐらいしかなくて
つれあい「レディ」と過ごす時間は全然ないし
しばらく出張してたら新しい娘が入っていたから
いっぱしの(ダチョウの)男としては彼女にも熱烈アタックしなければならないのに
(注: ダチョウは一夫多妻 奥さんができるだけ多くほしいらしい)
なんか俺、出張多くない?時間ないじゃん!
今回はオピにでも行かせろよ!

・・・と本当に言っているかどうかはともかく、
そんな雰囲気で逃げ回る。

でもキーパーの追い込みは巧みで
どんどんトラクターの方向においつめられていく。

・・・観念して出張に出かけることにしたようだ。 

エキシビジョンの収益はばかにならず
ここまで来れない地方の人たちにとってもすごくいい機会だけど
最近ちょっと立て続け感があり大丈夫か?


もし週末の夜、
パズルみたいに荷を積んで走るトラックを見かけて
その中に
やたらと 縦に長い箱
があったなら、
多分、出張移動中の「ダチョウの旦那」が入っています。

11月2日 リサイクル


ゴミ対策スタディツアー、2日目。
リサイクルに取り組んでいる会社、2社を見学。


1社目はもともとプラスチックのパッケージを作っている会社。
 製品一覧。色々作っています。
 スーパーで見たことある牛乳のパックなんかもあり。

ここはゴミになったビニール袋のリサイクルをしていて、
工事現場などで使う黒い大きなシートを作っている。

 ビニールは洗って、細かくして一旦とかし、ビーズ状の原材料に加工する。
その原料を、機械にかけて溶かしてシート状にひきのばす。

シートに加工する機械。
溶けたプラスチックが餅のようにローラーまでひっぱりあげられてく様が面白い。


原料となるビニールゴミは自ら収集したり、持ち込まれたものを買い取っている。
1kg1000シル。
質や汚れ具合で値段が違い、当然、きれいなほうが買い取り価格が高い。
近所の川では
ゴミ収集所からビニール袋を集めてここに売っているどっかの会社からお小遣い程度のお金で雇われたニャボ達が、汚いビニール袋をじゃぶじゃぶ洗っていた。


2社目は、ペットボトル入り飲料水を売っている会社。
水の販売、容器の製造、プラスチックリサイクルと3部門を持っている。

もともと自社のボトルの「不良品」をリサイクル仕組みが必要だったようで。
今はそれに加え回収+持ち込まれたプラスチックを買い取ってリサイクルしている。
ビニール袋以外のプラスチック、なんでもリサイクル対象。
いくつかのコミュニティにはきれいに分別するよう指導して収集を行っているとこのと。

収集されたプラスチックのゴミは、
洗浄後に粉砕されて細かいチップに加工される。
それを主に中国に輸出しているとのこと。
中国で衣類などに加工されるようだ。
めでたく生まれ変わった暁には日本にも入っているんだろうなあ・・・


2社とも、リサイクルに取り組んでいる一方、
新たにプラスチック製品を作っている会社(こっちが本業)。
その原料となるプラスチックは新しい(きれいな)ものを輸入している。
技術やコストの問題もあり、
どうしてもリサイクル・プラスチックを原料に使える製品には限りがある。

リサイクルというと資源の「輪」のイメージがあるけれど、
まわるよりも「線」として流れていくほうが多いのが現実。


収集も処理能力もいまいちな途上国だからこそ、
その事実は日本よりむしろはっきり見える。

11.04.2011

11月1日 スカベンジャー

青空に

柱のように上昇気流に乗って鳥が舞い上がっている。
(写真ではわかりづらいけど)

おお!ワシ柱!



・・・じゃなくて



大量のハゲコウ。ハゲコウ柱。


・・・あそこだ。
 絶対あそこだ。ゴミ埋め立て地。


他の隊員が企画してくれた「ゴミ対策スタディツアー」に参加。
1日目は首都カンパラ市役所(日本の都庁に該当)でレクチャーを受け、その後ゴミ埋め立て地の見学に行った。

カンパラからは1日に1440トンのゴミが出るとか。
もちろん分別なし。
収集の仕組みと国民性の問題とで、分別収集は難しいのが現実。

しかし、埋め立て地に来てから、
リサイクル会社に雇われた労働者や
「スカベンジャー」と呼ばれる拾ったゴミを売って生活の足しにしている人々が
ペットボトルやビニールなどをせっせと分別している。


この埋め立て地は、思っていたより「処理場」としてきちんとしている印象だった。
埋め立て後に出てくる汚水の処理システムも(一応)持っていた。
(雨期の時は排水の処理能力を上回ってしまうらしいが)

派遣前の研修で見せられた各国のゴミ処理場の事例はもっとひどいものもあった。
積みに積まれた生ゴミからメタンガスなどが発生して
衛生上面もさることながら自然発火等の問題も抗議された。

ここもゴミの7割が生ゴミのはずなのに、ガスの発生している気配はなかった。

ひょっとしてハゲコウ効果か?という話に。

ハゲコウも「スカベンジャー」である。
食べ残しとか生き物の死体とかを食べる。
だから、ここではかなり生ゴミの処理に貢献しているのかもしれない。

もとももと運ぶ生ごみを減らせればコストも減らせるはず。
市役所の職員に「コンポスト化とか考えてないの?」と聞いてみたところ
「みんなウガンダは土地が肥沃だと思っているから肥料の需要がない」
とのこと。


・・・いろいろ、道のりは遠い。


とりあえず、しばらく頑張れ。
ハゲコウ。

11.03.2011

Murchison Falls National Park  3

Part3 爆走サファリ 編

2日目、630分にロッジをチェックアウトし、サファリに向かう。
ちょうど朝日がのぼってくる。


双眼鏡片手に車の上から半身出すと、
テンションあがりますなあ!
頭の中の動物さがしスイッチON!
果たして性分か、職業病か。
どっちにしろもう治らないと思うからこのまま生きていくよ。私。

キリン登場。
朝日をあびてほんのりピンクに染まるキリン。
マーチソンは、マサイマラの全体サバンナ的な眺めよりも草原の中にブッシュや木が多い印象。

ハーテビースト。
最初は「カッコいい!」とちやほやされていたものの

ウガンダコーブ
が、出始めてからというものアンテロープ類の主役の座はこちらに。
ハーテビーストは「顔が長すぎ」「バランスが残念な感じ」とえらい言われよう。
不憫。


ドライバー兼ガイドのアレックスはスピードをけっこう出していた。
もっとゆっくり見たいのもやまやまだけど
サファリ2回目の私としてはその理由もわかっている。

一般的にはサファリでお客が最も見たがるのはライオンなどの「定番」。
マーチソンフォールズはあまりライオンが見られないというし。
「手前の小物」にばかり気と時間をとられていると、
大物を探すのに割く時間がその分減ってしまうのだよね。

・・・マサイマラ(with N夫妻 on June)では
私らクレイジーに小鳥レベルから見ていたので、
ドライバーは相当大変だったことでしょう。

だから今回は欲求をけっこうおさえました。


私的にはライオンよりも今回のヒットは
いかつい顔がど迫力のグラウンドホーンビル。
・・・この子うちの前にほしいな。
対ハゲコウの警備によさそう。


それから
やたら群れていたカンムリヅル。
冬の給仕場か?カンムリヅル祭りか?という勢いで。


そしてついに 

そろそろ折り返しかというころあいで

堂々の真打、雌ライオン登場。

繁みに隠れて狩りの途中。
 ・・・しかし獲物から明らかにバレており、すぐ逃げられる。

彼女は4頭の子連れ。
子供を養うために何としても獲物をとらねばならない様子だったけど
1頭だけで狩りが成功するようには思えなかった。



さあ、ライオンを「出して」
いよいよ帰るモードに突入のアレックス。

未舗装のサファリ道、大爆走。

入園料は24時間ごとで計算されるので、24時間以内に出ないと追加料金が加算される。
そしてフェリーは1時間に1本。
だから彼は何としても9時のフェリーに間に合わせようとしてくれている。
その後滝も上から見るつもりだし。
どう計算しても時間がない。
・・・まだゾウとか見てないけど、
おとなしく全てをゆだねてうたた寝を決め込む。


間もなくフェリー乗り場というところ、

最後の最後で大きなオスゾウ登場!

ここで来たか、ぱおん!
 「・・・1分間だけ止まる!写真撮れ!」
アレックスの言葉に皆わらわらシャッターを切る。


1分きっかりで再発進した車は


そのままロッジ前の坂道を転げるように下ってフェリーへ1直線!


ゴーーーール!


時間は9時きっかり
車がフェリーの上に収まると同時にフェリーが動き出す。



ブラボー!!! アレックス。


時間がもったいないから朝ごはんをお弁当にしたのも彼の提案だし。
ほかの隊員の言葉を借りると、
「日本に連れ帰って秘書にしたい仕事っぷり」だった。



アレックスの頑張りが効いて、
時間オーバーも最小限にくいとめ、どうにか「弾丸ツアー」は無事終了。

楽しかった!盛りだくさんでとてもとても楽しかった。
敏腕ガイドのアレックス、ツアコン役のちえこ嬢はじめ一緒に行った皆様に多謝。


でも、

時間のとれる方には2泊以上をおススメします。


***
少ない時間に盛れるだけ盛るのも楽しみ方のひとつで、
多忙な人間(日本人)はそうせざるおえない時も多いし、
時間とお金は有効に使えるので
それはそれで良しとして。


効率のよさやコストと引き換えに「勿体ないこと」が色々あるのも事実だ。




最後に見た、のんびり「泥エステ」中のバッファローたち。

かれらの目に駆け抜ける私たちはどう映っていたのだろう?

11.02.2011

Murchison Falls National Park  2

Part2: ボートトリップと怒涛の瀑布 編

1日目、ロッジで昼食ビュッフェ後にボートトリップへ。

Murchison Fallの滝つぼ近く200300mぐらいのところまで船でボートサファリをしながら向かい
帰りは上陸して登って上から滝の落ち口を見て戻るというナイスなプラン。


しかし、このときはまだ我々に降り注ぐ運命を全く予想していなかった


白い肌にタトゥーをばりばり入れたオランダ人グループに占拠されているボートに同乗して出発。
・・・リゾートの白人ってどうしてこう露出するのか。自慢?


で、カバ出る。
水辺だけあって、動物はとにかくカバがメイン。
ひたすらカバ。
でも多くてでかいけどかわいいぞカバ。

カバと白人を観察する合間に河岸に出てきた動物や、鳥をちらちら見ながらボートは進んでいく。

とりあえず巨大なサギ:Goliath Helon

 何だかバランスの悪いコウノトリの仲間: Saddle Billed Stork

 断崖に巣穴をつくるきれいなピーちゃんたち: Bee Eater の仲間

対岸のゾウ。
遠いぞう。
こっち向いてくれないけど親子だ。

ハシビロコウはいないかガイドに聞いてみたが、今日のコースの近くにはいないらしい。残念。
じゃあジャイアントキングフィッシャー(でっかくてきれいなカワセミの仲間)が見たいといったら
「アレはいるけどレアだから祈れ」と言われる。
・・・その場で祈ってお願いをすぐ聞いてくれるほど神様は暇ではないようだ。


1時間ちょっとで滝が見え始めるた!

さあ、いよいよ滝に接近!



と思った矢先、滝の方向、風上側に真っ黒な雲が。
さあっと嫌な風が吹き出す。

雷鳴がとどろき

3分もたたないうちに雨が降り出し

あっという間に空が暗くなり横殴りの豪雨に変わった。


まるで滝の中!


聞いてないぞ~滝の中に入るなんて!



ホントにもう嵐のような雨が30分は降り続いたか。
その間、全員デッキから下の階へ避難。

ガイドから「道が滑って危ない。滝の上まで歩くのはやめたほうがいい」
といわれ、
滝の上を見に行くトレッキングはやむなくキャンセルした。
帰りもそのまま船で帰ることになる。

雨のおかげでデッキを占拠していたオランダ人らがいなくなったので、いいポジションでばしばし滝を撮る。
オランダ人、トレッキングキャンセルになった瞬間にビールを飲み始める。
・・・さんざん濡れているのに寒くないのか?
帰りに見た親子カバ。
仔カバ、愛くるしい。


楽しかったけれど「滝雨」でとにかく体が冷えた。
お風呂 → お湯切れ → ぬるシャワー で、
さらに体を冷やす結果になり、
夕飯まですべての衣類とバスローブを着込んで自分を保温。

しかし体は冷え切っても頭と心は冷えなかった。



だって



マーチソンにて滝を上下から見ずして果たして来た意味があるのか。
(いや、ないだろう!)


検討の結果、2日目帰る直前に車で近くへ行って見ることに決定。
24時間ごとに入園料が加算されるが若干の時間超過も覚悟の上だ。
2度目に来ることを考えたら安いもんだ。


で、翌日。

これが


Murchison Fall 上からです。
滝の落ち口。


・・・

久々に「圧巻」のひとことにつきるものを見た。

水しぶきとマイナスイオンと虹に包まれたまさに瀑布!
川幅が狭められた勢いで大量の水が落ちるので、水しぶきのあがり方が半端ない。
自分にもカメラにもばしばし水しぶきががかかる。
気持ちいい~水茶色いけど濁流だけど。


アフリカはやっぱりスケールがでかい。
そんで、ウガンダもそれなりにすごい。



Part 3 爆走サファリ 編 に続く

11.01.2011

Murchison Falls National Park 1

Part1 :ナイルの渡しとパラロッジ 編


ついに、ウガンダ初サファリに行ってきた。

週末休みを利用して、他の隊員ともに計7名でMurchison Falls National Parkへ。

ここはウガンダで最初の国立公園で最も人気がある。
プライベート的にもお仕事的にも一度、見ておきたかったところ。
ナイル川が幅6メートルまでせばめられ落差38メートルの滝となって流れ落ちるMurchison Fall (滝)で有名。
この滝を境にナイル川はその呼び名を白ナイルと変えるとか。
珍しいウガンダキリン(ロスチャイルドキリン)が生息するほか、The Africa的動物がまずまず見られる。

今回は12日で
ボートトリップして下から滝見て
歩いて上から滝見て滝見て
素敵なロッジにとまり
早朝にサファリする。
ちょっと詰め込みだけど豪華なメニュー。


29日朝、日の出とともにカンパラ出発
途中のマシンディで今回のツアコンを務めてくれた同期のちえこ嬢をピックアップ。
そこから30分ほどで公園のゲートにたどり着く。
入場料を払う。



ここから宿泊ロッジある手前のナイル川岸までさらに1時間走る。
川を渡るとロッジに到着。

でも

川には橋がなく、1時間に1本のフェリーしか渡る手段がない。

フェリーに間に合わないと、えらく時間をロスすることになる。
早朝に頑張って出発したのはできるだけ早い時間のフェリーに乗って渡るためだ。
あと15分くらいで次のが出る、というタイミングで到着し、乗り場でしばし待つ。

桟橋があるだけでせいぜい2300mくらいの距離の対岸にフェリーの姿はない。

でも対岸にさっそくカバの姿発見。サファリだ!

「カバだよ~!!!」


・・・

ふりかえると皆、対岸のカバより後ろのイボイノシシに夢中。

うちのセンターのイボたちより色黒で毛深い気がする。
いつもは冷静な同期H氏がうっかり近づきすぎて威嚇される。
カメラのファインダーをのぞきながら近づいたため実際の距離がわからなかったようだ。
あぶないあぶない。

ほどなく「桟橋に車を進めろ」と言われる。



・・・フェリーは何処?






あ、この橋が動くの!

 桟橋だと思っていたものがフェリーと呼ばれるものだったようで。

・・・橋かけたほうが早いでしょっていう距離をこれで渡す理由は、
生態系への配慮というやつでしょう。
対岸ではカバがだらだら水に浸かっている。


今回の宿泊地「Para Safari Lodge」は豪華かつ伝統のあるロッジ。
ムズングベースなので内装もサービスもここは本当にウガンダか!という豪華さで。
 中庭にはプールもあり


普通の部屋=男性3人が泊まった部屋も大変きれい。

ただ予約上ちょっと手違いが生じた結果、
女性4人は「コテージ」宿泊へ振替に。


えーと・・・
手違い万歳!


宿泊料は若干高くなったものの
おそらく人生でそう泊まることはないであろう素敵な部屋。

サファリに行くのを忘れてひたすらまったりしていたい衝動に駆られる。

ま~、たまにはこういうのもいいかと。

何が最もテンションをあげたかって、

この部屋で、おそらくウガンダで初ではないかというくらい久々にバスタブを見た。

ほぼ10か月ぶりにシャワーじゃなくお風呂に入れる!

しかし、
一度に大量のお湯を出すにはボイラーがついていかないようで、
お湯を張りだしたらすぐにぬるくなってしまった。残念。
 ・・・こういうところはやっぱりウガンダなのね。


Part 2 ボートトリップと怒涛の瀑布 編 へ続く