11.03.2011

Murchison Falls National Park  3

Part3 爆走サファリ 編

2日目、630分にロッジをチェックアウトし、サファリに向かう。
ちょうど朝日がのぼってくる。


双眼鏡片手に車の上から半身出すと、
テンションあがりますなあ!
頭の中の動物さがしスイッチON!
果たして性分か、職業病か。
どっちにしろもう治らないと思うからこのまま生きていくよ。私。

キリン登場。
朝日をあびてほんのりピンクに染まるキリン。
マーチソンは、マサイマラの全体サバンナ的な眺めよりも草原の中にブッシュや木が多い印象。

ハーテビースト。
最初は「カッコいい!」とちやほやされていたものの

ウガンダコーブ
が、出始めてからというものアンテロープ類の主役の座はこちらに。
ハーテビーストは「顔が長すぎ」「バランスが残念な感じ」とえらい言われよう。
不憫。


ドライバー兼ガイドのアレックスはスピードをけっこう出していた。
もっとゆっくり見たいのもやまやまだけど
サファリ2回目の私としてはその理由もわかっている。

一般的にはサファリでお客が最も見たがるのはライオンなどの「定番」。
マーチソンフォールズはあまりライオンが見られないというし。
「手前の小物」にばかり気と時間をとられていると、
大物を探すのに割く時間がその分減ってしまうのだよね。

・・・マサイマラ(with N夫妻 on June)では
私らクレイジーに小鳥レベルから見ていたので、
ドライバーは相当大変だったことでしょう。

だから今回は欲求をけっこうおさえました。


私的にはライオンよりも今回のヒットは
いかつい顔がど迫力のグラウンドホーンビル。
・・・この子うちの前にほしいな。
対ハゲコウの警備によさそう。


それから
やたら群れていたカンムリヅル。
冬の給仕場か?カンムリヅル祭りか?という勢いで。


そしてついに 

そろそろ折り返しかというころあいで

堂々の真打、雌ライオン登場。

繁みに隠れて狩りの途中。
 ・・・しかし獲物から明らかにバレており、すぐ逃げられる。

彼女は4頭の子連れ。
子供を養うために何としても獲物をとらねばならない様子だったけど
1頭だけで狩りが成功するようには思えなかった。



さあ、ライオンを「出して」
いよいよ帰るモードに突入のアレックス。

未舗装のサファリ道、大爆走。

入園料は24時間ごとで計算されるので、24時間以内に出ないと追加料金が加算される。
そしてフェリーは1時間に1本。
だから彼は何としても9時のフェリーに間に合わせようとしてくれている。
その後滝も上から見るつもりだし。
どう計算しても時間がない。
・・・まだゾウとか見てないけど、
おとなしく全てをゆだねてうたた寝を決め込む。


間もなくフェリー乗り場というところ、

最後の最後で大きなオスゾウ登場!

ここで来たか、ぱおん!
 「・・・1分間だけ止まる!写真撮れ!」
アレックスの言葉に皆わらわらシャッターを切る。


1分きっかりで再発進した車は


そのままロッジ前の坂道を転げるように下ってフェリーへ1直線!


ゴーーーール!


時間は9時きっかり
車がフェリーの上に収まると同時にフェリーが動き出す。



ブラボー!!! アレックス。


時間がもったいないから朝ごはんをお弁当にしたのも彼の提案だし。
ほかの隊員の言葉を借りると、
「日本に連れ帰って秘書にしたい仕事っぷり」だった。



アレックスの頑張りが効いて、
時間オーバーも最小限にくいとめ、どうにか「弾丸ツアー」は無事終了。

楽しかった!盛りだくさんでとてもとても楽しかった。
敏腕ガイドのアレックス、ツアコン役のちえこ嬢はじめ一緒に行った皆様に多謝。


でも、

時間のとれる方には2泊以上をおススメします。


***
少ない時間に盛れるだけ盛るのも楽しみ方のひとつで、
多忙な人間(日本人)はそうせざるおえない時も多いし、
時間とお金は有効に使えるので
それはそれで良しとして。


効率のよさやコストと引き換えに「勿体ないこと」が色々あるのも事実だ。




最後に見た、のんびり「泥エステ」中のバッファローたち。

かれらの目に駆け抜ける私たちはどう映っていたのだろう?