9.28.2011

9月27日 1割の成果

オフィスに行くと、私の机の上に仕上がった印刷物の束が置かれていた。
上機嫌のべリンダ
「1枚目のポスターとニュースレターの印刷があがったわよ^^」

おお!
どっちも私がデザインを担当したやつだ。
長かった~
ポスターなんて
最初の版を渡してからもう5か月近く経っているし。

・・・あれ?

出来上がったポスターのデザイン

・・・違うなあ。

使っている写真も。

「うん変えた。写真も手持ちを渡した」


・・・

私はプロのデザイナーではないのでそれはそれでかまわない。

が、

ちょっとだけ突っ込ませてもらおう。

そこにつぎ込んだ私の労力と時間をかえせ~!
予算があるならはじめっから印刷会社に頼め~!

お金ないから自分らでデザインしたいと言って振られた仕事だった。
発注のたたき台だけでいいなら、それならそれでやりようもあるのに。
要望も聞いたし、対応できるものはした。

だからこれぐらい言っても許されるよな。うん。

脱力しているところにデイビットがやってきて
「いいのができた。作ってくれてありがとう」
御礼言われても・・・一から発注しなおしたようなもんだし。
複雑。
でも今回は、みんなで載せようって決めたメッセージなどはそのまま残っているので良しとしよう。

話し合っていろいろ決めた上で作っても、最終的にはお金握ってGoサイン出せる人の一存で変わってしまうというのはよくある話。
(合意形成というものがそもそもあるのかどうか疑問)
3か月くらい前にも、パンフレットを作っていて同じことをされて脱力した。
この分だと残りのポスターシリーズも、今担当しているガイドブックも完成品の見た目は大幅に違うものになるだろう。
デザインは自分にはウガンダ人の好みが100%わかるわけではないので、むしろ変えてもらっていい。
ただ、そこに入れ込んだメッセージや教材的な要素や工夫は正直なところ話し合いもなしに削ってほしくはない。
何とか精神だけは引き継がれるよう祈ろう。
無駄な作業かもしれないが、 1割ぐらいどこかの要素が残っていれば十分救われた気分になれるだろう。
多分。

ニュースレターは渡した版そのままで印刷されていた。
(既にPDFでメール配信してしまっているので、変えるに変えられないだけかもしれないが)
紙もインクも無駄遣いできないので、はじめて印刷が上がった色やバランスを見る。
ちょうど今、次の号を編集しているので参考になる。

しかし、
プロの印刷屋に発注しているはずなのに
何でプリントの仕上がりが全体的に微妙に斜めなのかなあ・・・。
読んでいるうちに気づかず酔う感じの微妙な歪み。
ある意味、職人業。

9.22.2011

9月21日 朝ワニ

「水モノ」の動物は本当に正直で、
池を掃除してもらったあとは本当に気持ちよさそうだ。

特に爬虫類系は毎朝の日向ぼっこが日課。
いつも朝はただでさえ気持ちよさそうなのだが。
本日の朝のワニは輪をかけて気持ちよさそだった。

水鏡にきもちよさそうにばっくり大あくびを映していた。

・・・虫歯はないかい?

ワニの口の中は意外にもレモン色であることが判明。
予想を裏切る爽やかさ。

9.18.2011

9月18日 新聞紙カゴを教える

イースターのイベントの時に作って紹介した新聞紙カゴ
最近、日曜日に現地ボランティアの女の子にその作り方を教えている。

本日は昼過ぎからキューブ型の新聞紙カゴづくりに挑戦
頑張る彼女らの横から、男子ボランティアがあーでもないこーでもないとちょっかいを出す。
・・・じゃあ、君も作れよ。

彼女、シシィは雑誌を材料に持ってきた。
「いろんな紙で試してみたい」とのこと。

ここの現地ボランティアは、主に園内ガイドを担当している。
多くは学生や、学校卒業後にとりあえずボランティアをしているという若者。
ここにボランティアに来る学生は環境分野を専攻していたり野生動物に関心がある人が多い。
だから説明するまでもなく、「リサイクル」や「リユース」と理解している。
作り方を教えることになったもの、彼女らのほうから興味を持って聞いてきたからだ。

紙を切ってリボンにするところから始めて、大体2時間くらいで完成。
もともと、学校でバスケットの編み方などを習っている基盤もあるので、編みだすと彼女らのほうがカンが良いくらいだ。

イースターの時にネタをまいてから、4か月ちょっと。
大きな技術ではないけれど、
興味を持ってくれた人に「できること」を伝える機会ができてうれしい。

9.15.2011

こわおもて

「助けてほしいんです。モニターリザードが怖くって・・・」

学芸員のジミーに訴えるそのニャボの面持ちは非常に深刻だった。
40歳くらいだろうか?首都カンパラ郊外に住んでいるが、仕事を休んでここに相談に来たという。

たまたま学芸員がうちのセクションのオフィスに来ていたので、そこで彼女の話を聞くことに。
成り行き上、居合わせたみんなでそのやりとりを聞く。

「毎日家に入ってくるし・・・」
「いや~でも、普通にそのへんにいるトカゲですし。
1匹レスキューしても、他にも・・・ねえ。
あれは臆病なトカゲで人を襲ったりはしないです。
心配しないで入ってきたら追い払って大丈夫ですよ。」
「でも毎日!もし噛まれたらと思うともう怖くて怖くて!」

害はまずないと説明しても怖いと思っている感情を打ち消すことは難しい。

たとえ実害がないとしても、
ヘビ・トカゲ系は見た目でもう苦手!という人はウガンダ人にもいる。
けっこういる。
苦手なものが自分の家にいるのはいやだという気持ちも確かにわかる。

が。

「・・・その・・・大きさは?」
30センチくらい。もう大きくて怖くて・・・」

それは・・・


小さいです。モニターリザードとしては。

とは直接言えないけれど。
正直なところ小物です。

彼女は1時間待ち、その後カンパラ方面へ行く飼育スタッフと車で一緒に帰って行った。
スタッフ的には車の中でもう少し話を聞きながら気持ちをだめ、現場を見たうえで追い払うなどの自助努力を説く方向らしい。
モニターリザードは本当に普通にあちこちにいるトカゲなので、1匹捕まえて移動させたところで多分きりがない。
彼女がうまく追い払えるようになるのが一番なのだけれど。
Good Luck.


さて、その大きさについて。
 
うちの園内をうろうろしているモニターリザードだと、
大きいのは1mちょっとある。

外見、こんなだ。

(トカゲだめな方ごめんなさい)
このレベルの大きさに達すると確かに迫力がある。


午前中、日が照ると日光浴をしに藪から出てくる。
泳ぎも上手。
でも本当に臆病で、人の気配を察すると猛スピードで逃げて隠れてしまう。
これは、たまたま飼育員が魚をモニターリザードにやっているところに遭遇し、魚に夢中になっている隙に撮影できたもの。
よほど魚が魅力的だったのか、複数人に囲まれているのに逃げなかった。

普段はカメラを向ける間もなく出会ったら最後、全速力で逃げられる。
・・・そんなに怖いか人間? (いや私がか?)

強面だけど何にもしないのにね。
お互い。

9.14.2011

9月14日 いつのまに×3

昨日、隊員を案内しながら久々に園内をのんびり回ったところ
とんでもないことに気付く。

あ、新しい動物が増えている!

い~つ~の~ま~に~!ていうか誰か教えて~。


ということで本日、
餌やりに向かうトラクタ~をヒッチハイクし、各展示内へ乗り込み撮影敢行。


何が増えていたかというと例えば

ダチョウ(若鳥)×5羽 とか

敷地内の一番奥のコーナーに入れられていたので、気付かなかった。

ここには既につがいのダチョウ(オピとその連れ)がいる。
子供なんか・・・いつ育てたんだ?
3週間前にはヒナどころか卵もなかったぞ?

学芸員のジミーに尋ねたところ、
生まれたのではなく、ウガンダ北東部で密猟から保護して連れてきた、とのこと。
ウガンダでは食用のためのダチョウファーミング(飼育)はしていないのか?
「やってるんだけど、みんな飼育下で繁殖させられなくて野生から卵やヒナをてっとり早く持ってきちゃうんだよ」
なるほど。


それから、
まだ作成途中だと思っていた大変明るいフクロウケージには

既にメンフクロウが鎮座しているし。
 パロットの隣だからここは毎朝通るのに。
まだケージの中の木が茂っていなくて隠れる場所がないのに。
気が付かなかったのは見事な擬態のせいか?
でも堂々と中央に鎮座。
度胸あるなあ。
いいのかフクロウとして?日中なのに。

かろうじて茂っているブッシュの中に
別な種類(コノハズク系)のフクロウも隠れているし。

昼間のフクロウはそうあるべきだよね。
・・・見づらいけれど。

以上3種が本日のお目当て。
ついでにそのまま久々にトラクターでの餌やり巡回を楽しんでいた。

と、ウォーターバックのところに来たら
なんかやけに小さなウォーターバックが・・・。
小さいだけでなく全体的にむちむちしているし。

「あ~、この前の土曜日に生まれた赤ちゃんだよ」
とのことで。
これは昨日も気付かなかった(奥に群れが隠れていて見えなかった)。
 
ここでは思ったより変化が頻繁に起きる。
ひととおり仕事用の動物の写真もストックしたので、最近すっかり油断していた。
やっぱり、チェックはできるだけ頻繁にしたほうがいいなあ。
反省。

9.12.2011

9月12日 泥棒

朝、オフィスに行ってみるとゲートの前が騒がしい。

うちの警備員達含め10人ぐらいの人だかりで、何やら言いあっている。
いや、
両脇を挟むように抱えられたセボがひとりいて、彼に向って皆が何か言っている。

何があったか知りたいけれど、下手に喧嘩なんかに発展した場合に巻き込まれるのはいやだ。
わが身の安全第一。

野次馬していたおそうじニャボがこっちに来たので聞いてみる。
「泥棒。ボートのエンジンを盗んだみたい。返せって言っているのに返さないの」

さて何をどのようにしてこの人の罪がばれたのか。
返せと言ってもポケットに入っている物でもあるまいし・・・。
とりあえず園内への泥棒侵入ではないとわかって一安心。
でもうちのオフィス内からすべての延長コードが消え失せている。
これも泥棒?
エンジンのほうは警察にまかせて、こっちは自分で捜索。 

延長コード達は会議室に総動員されているだけだったので、後で返してもらうようお願いする。


警察が来たのは1時間30分後。 
町の警察署からここまでの所要時間、車で5分程度
警察もアフリカンタイムです。
それまで警備員の詰所にカギをかけて入れておいた容疑者を引き渡す。
武器を持っていないことの証明のためか、上半身を脱がされている。

アフリカではいったんトラブルが起きると殴り合いやリンチに発展することもあると聞いていたけれど、
今日は口論以外、全体の事が穏やかに進んでいたように見えた。

むしろ、先日首都で見かけた、
「ガス欠でストップしてしまったマタツの乗客が乗務員に「金返せ!」と寄ってたかってわめいていた様子」
のほうがよっぽどエキサイトしていた(野次馬がどんどん加わって騒いでいた・・・)。

容疑者、手足自由なのに逃げる気配も暴れる気配もなし。
あきらめ早い? or 往生際がよい?


人が基本的に周辺に住んでいないためか、今まで泥棒騒ぎを聞いたことがない。
でも、やっぱりあるんだなあ。
気を付けよう。

9.06.2011

9月6日 孔雀ひよこ

クジャクにひよこが生まれた。

ちょうど先週の火曜に1羽目が誕生。ぽん、ぽんと生まれて3羽。
ヒナはすぐに大きくなってしまうので、かわいい盛りのうちに写真を撮っておくことにする。

おかあちゃんと一緒にひょこひょこ歩き回るヒナ。
このくらいの大きさではパッと見クジャクとは思えない。
地味な茶色のひよこ。
でも、かわいい。

ちなみに
オスはこんな色。
全身メタリックブル~メタリックグリーン。
もちろん尾も長い。

今回生まれたうち1羽か2羽は♂だろうから、
やがてこういう派手な外見になるのか・・・

3羽ならんでこちらにお尻を向け何かをついばんでいる。

ここの動物は飼育下としてはだいぶのびのびと暮らしているほうだと思うけれど、
繁殖はなかなかに難しい。

クジャクと同じケージ内で飼育しているパロットも、6月に穴を掘って2個の卵を産んで抱いていたけれど孵らず。
ダチョウは時々卵を産んでいるけれども人目にいつもさらされている場所のためか卵を抱く気配はない。
インパラの仔は順調だけれど、同時期に生まれたウガンダコーブの仔とスイギュウの仔は生後数日で死んでしまった。

新しい命の誕生はやっぱり嬉しい。
元気に育ってほしい。

9.03.2011

9月2日 隣人の帰還

実は、隣人がしばらく不在だった。

訂正。
 
人ではなくて隣鳥。
ハゲコウ

3羽揃って屋根の上にスタンバっていた6月末を境に
家の周りはおろか、園内敷地でぱたりと見なくなっていた。


玄関に久々にあの気配を感じたので開けてみると

うちの玄関前に
ミゼラブル感満載のハゲコウがたたずんでいる。

・・・おかえり。久しぶり。

目と目があう。
逃げる気配なし。
なんかやりにくいな、こいつ。

ええと、動物病院はあっちだよ。。

うちには君にやる食べ物も生ごみもないよ。
だって君バナナの皮とか食べないじゃん。
肉、魚は 生ゴミになるほど食べてないんだよ。

ここで寝られるのは困る。邪魔(粗相するし)。

などなど、こちらの意思を訴える。

ちょっとうなだれて上目づかいでこっちを見るハゲコウ。
・・・どこで覚えたんだ
そんな「かわいそうでしょ私」的ポーズは。

こいつの羽は前から既にこうなっていたので、
もうこのまま固まってしまっている古傷なのだけれど。
それでも「手負い」君をサンダル持って追い回すわけにもいかず。
ポーズもさることながらとても澄んだきれいな目でこっちを見つめるし。
やりにくいったらこの上ない。

何とか「譲歩」してもらい、隣のフラットの玄関先に移動してもらう。

いなくなっていた間はちょっとさみしい気もしたけれど
帰ってきたらきたでやっぱりアレだ。
野生動物とのご近所づきあいは難しい。

9.02.2011

8月31日 Lutembe湿地調査 2回目


先週に引き続き、Lutembe湿地の調査へ行く。

今回のポイントは目の前にすぐ巨大なパピルス群落が広がっている。
パピルスに分け入るデイビット

「あ~ 無理だここもう湖だ。地面はカバーだけだ。沈む~」

だって湿地ですから。
「胴長」がほしいところだ。

・・・この国に水辺の必須アイテム「胴長ぐつ」は存在するのだろうか?

足場のしっかりした砂採り場の側のパピルス群落を見つけ、調査開始。
隣では水に胸までつかりながらセボ達がせっせと砂を掘っている。

砂の採取で湿地が荒れている現実がある。
  
が、私としてはまず目の前の疑問として

何で住血吸虫のいるビクトリア湖の水に平気で肌をさらせるのかが大変不思議。

皮膚感染なので、慣れているから免疫ができるという類のモノでもないだろうに。
マメに薬を飲んで治療するのか?
 


日本の低層湿原に繁茂するヨシと同じで、パピルスにはフィルター作用がある。
生活の排水がそのままビクトリア湖に流れ込んでいるところを無料無償で浄水してくれているわけだ。
刈り取ってカゴやゴザを作る材料にもなる。
パピルス偉い。


種同定をしながら、あれも薬草、これも薬草、と植物屋オセノが教えてくれる。
薬草の利用はウガンダの習慣、文化のひとつだ。
呪術医と呼ばれる人たちに使われるのも、多くはこういった自生植物なのだろう。

 
これは私にもシソ科ハーブ系のお仲間とわかる特徴が満載。
爽やかな芳香あり。
咳と熱に効くらしい。
直接肌にもみ込めばエッセンシャルオイルや香水がわりにもなる。
ちょっと採取し帰ってからハーブティーとして試飲することに決定。


これは毒。
「よく効く」そうで。
ってことは物騒な用途にも適していると。
・・・多分、盛られる機会はないと思うけどよく覚えておいて気を付けよう。
 
湿地とその周辺には「有用植物」が多いというのもウガンダで湿地保護を推進する理由だ。
それは文化と自然の両方を守るということだ。

8月30日 仔ぱお展示デビュー


今朝、出勤しようとペンタゴン(エライ人のいるメインオフィスの通称。でも8角形)前を通りかかると鍵がかかっている。

そして園内になんとなく人気なし。

コレはあれですかもしやウガンダ名物
突然やってくるPublic Holiday

「ムスリムの断食明け祝いで今日は公休だよ」
10時ごろ現れたデイビットに教えられる。
キリスト教メインの国だけど休むのねん。

「さ~、お祭りの準備だぞ~」
  
あれ?それ明日って言ってなかったか?おっさん・・・

手伝えと言われていたイベントの実施日が今日であることが判明。
忙しくなるのは午後からということなので、出直すことにする。
しばし家に戻り戦闘態勢(心の準備とお肌の準備とカメラの準備)を整える。


昼食後、徐々にお客が増えてくる。


12000シルで乗れるラクダは今日も大人気
平日なのにおかあちゃんが忙しいので仔ラクダは傍でふてくされている。


今回の目玉は、
6月に保護されてきた仔ゾウ「ハムクング チャリス」の展示デビュー
(・・・因みに仔ゾウの名前は保護された場所の地名である)

2時から6時まで、ビーチそばの芝生に作った仮囲いの中で展示される予定。
もう出ているはずだと、オフィサーらにくっついて見に行ってみる。

・・・いない。

何で予定時間を過ぎているのに象がいないんだ~何があったんだ~!
担当者に電話しまくるオフィサーたち。

①生き物相手なので予定通りにいかないこともある
②アフリカンタイム
理由はこの両方のカフェオレのごとく絶妙なハーモニーの成せる技だと思うのだけど。
やっぱり、自覚ない?
幸いお客への事前インフォメーションも大変いまいちなので、
事前に情報を得て周りで待っていたり苦情を訴えるビジターは全くいない。
No Problem.


ほどなくして、タオルを背中にまとったチャリス登場。
いつもの調子で、キーパーの後ろをくっついて元気に歩きまわる。

・・・しかし、
通行しているビジターもそれなりにいるのに
誰も注目して近寄ってくる様子なし。

何で? ゾウだよゾウ! 初公開だよ!

・・・ひょうっとして

ゾウとして小さすぎるのが敗因か?

最初に気付いて見に来たのはムズングの子供。

せっかく触るチャンスをもらったのにいざとなったら逃げ腰。
チャリスはへっちゃら。積極的に鼻をのばしてご挨拶。



だんだん見物人が増える。
ウガンダ人は容赦なく柵を無視するので、バリケードを兼ねてしばらく解説を手伝う。
おなじみの質問も出る。

「ゾウって美味しいの~?食べた~い!」

ゾウ見てもそう思うものか。
第一・・・固そうに見えないか?

面白いところを見せようと、ブルースがチャリスを寝かしつける。
無防備に地面に寝ころぶチャリス。 
すぐ眠りに落ちる。
「顔が見えない~!起こせ!」
というビジターの熱い要望を全く無視して
爆睡し続けるチャリス。
 ・・・とうとう帰る時まで起きなかった。

今は「仔ぱお」でも
心身ともにいずれ大物になること間違いなしと確信できるあっぱれなデビューだった。